消耗品軍団夢小説
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うるさいパブの中。他の客が楽しそうに踊ったり、歌ったりしている様子をテディは
ぼうっと見ていた。ジンジャーエールの入った瓶をちびちび飲む。
テディは酒が弱いのだ。今日は久しぶりに軍団に付き合ってここへ来た。
うるさい場所は本当はあまり好きじゃない。やさしいトールは酔い潰れて突っ伏してしまっているし、話し相手もいなくなってしまった。そっと抜け出して帰ってしまおうか…。
そんなことを考えていたら、クリスマスが隣にやってくる。乱暴な座り方。ソファが沈む感覚。
パブの喧騒に声がかき消されないよう、彼は傍に顔を寄せてきた。
「テディ、最近顔を見ないが一体何してる。」
クリスマスの匂いを感じる。おまけに酒臭い息も。
まるで非難するような口調だった。
「あんたには関係ない」
「俺に秘密にするつもりか」
「うるさいな」
「別の仕事をやってるんだろ?最近お前はトレンチとやたら頻繁に会ってるって話だ。
俺たちとの仕事だけじゃ稼ぎが足りないっていうのか」
まるで浮気を責めるような口調だ。
「…金が必要なんだよ」
「何のために。トレンチのやつにいかがわしいことされてないだろうな。」
「されてたとして、あんたに関係ない。」
クリスマスは気に入らなかったのか、怒って、まくし立ててわーわー言っていた。
このモードに入ったクリスマスは口を割るまで決して諦めないとわかっていた。
「言いたくないよ。どうせバカにしてくる」
「テディ。バカになんてしない。言ってみろよ。」
クリスマスは声色を操って急に優し気な声を出す。
まるで小さなこどもを諭すような、または恋人に話しかけるような…そんな声に聞こえてぞわぞわした。
「欲しいもんがあるなら俺が買ってやったっていい」
子ども扱いされているのが腹立たしかった。
しかし、テディは打ち明けることにした。
いつもそうだった。クリスマスの押しにどうしても屈してしまう。
乾いた口にジンジャーエールを流し込んで、ぽつり、とつぶやく。
「学校に行きたい」
「あ?」
「だから、学費稼いでるんだってば!」
恥ずかしかった。ずっと自分の心の中にしまっていた夢…のようなものを、
クリスマスなんかに教えてしまった。顔がかっと熱くなるのを感じた。
他の仲間に聞こえていませんように、と願った。
特にバーニーや、立派な大学を出たガンナーなんかには。
クリスマスは、驚いた顔をしていた。
それを見たテディは、それきり俯いてクリスマスの顔を見られなかった。
ぼうっと見ていた。ジンジャーエールの入った瓶をちびちび飲む。
テディは酒が弱いのだ。今日は久しぶりに軍団に付き合ってここへ来た。
うるさい場所は本当はあまり好きじゃない。やさしいトールは酔い潰れて突っ伏してしまっているし、話し相手もいなくなってしまった。そっと抜け出して帰ってしまおうか…。
そんなことを考えていたら、クリスマスが隣にやってくる。乱暴な座り方。ソファが沈む感覚。
パブの喧騒に声がかき消されないよう、彼は傍に顔を寄せてきた。
「テディ、最近顔を見ないが一体何してる。」
クリスマスの匂いを感じる。おまけに酒臭い息も。
まるで非難するような口調だった。
「あんたには関係ない」
「俺に秘密にするつもりか」
「うるさいな」
「別の仕事をやってるんだろ?最近お前はトレンチとやたら頻繁に会ってるって話だ。
俺たちとの仕事だけじゃ稼ぎが足りないっていうのか」
まるで浮気を責めるような口調だ。
「…金が必要なんだよ」
「何のために。トレンチのやつにいかがわしいことされてないだろうな。」
「されてたとして、あんたに関係ない。」
クリスマスは気に入らなかったのか、怒って、まくし立ててわーわー言っていた。
このモードに入ったクリスマスは口を割るまで決して諦めないとわかっていた。
「言いたくないよ。どうせバカにしてくる」
「テディ。バカになんてしない。言ってみろよ。」
クリスマスは声色を操って急に優し気な声を出す。
まるで小さなこどもを諭すような、または恋人に話しかけるような…そんな声に聞こえてぞわぞわした。
「欲しいもんがあるなら俺が買ってやったっていい」
子ども扱いされているのが腹立たしかった。
しかし、テディは打ち明けることにした。
いつもそうだった。クリスマスの押しにどうしても屈してしまう。
乾いた口にジンジャーエールを流し込んで、ぽつり、とつぶやく。
「学校に行きたい」
「あ?」
「だから、学費稼いでるんだってば!」
恥ずかしかった。ずっと自分の心の中にしまっていた夢…のようなものを、
クリスマスなんかに教えてしまった。顔がかっと熱くなるのを感じた。
他の仲間に聞こえていませんように、と願った。
特にバーニーや、立派な大学を出たガンナーなんかには。
クリスマスは、驚いた顔をしていた。
それを見たテディは、それきり俯いてクリスマスの顔を見られなかった。
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