[ file:Kyuusu ]

(好都合な呪文_05~12話)

{◎小説ではありません。AI生成ではありません
『好都合な呪文』5話〜12話(最終回)あらすじメモ
Not novel,plot note.Not Robot writer}

骨組みは同人誌。『時計の変装』含みません
○b4原稿改訂版
○少女マンガ
○おとぎ話風


マンガ済〜

◇自然国クーヘンのカミール姫は森で助けてくれた隣の魔法国クルス王子にひとめぼれ。彼と仲良くなるため魔法を習うのですが王子は何かと反対しやめさせようとして来る。ある時パーティーに大きな猫が紛れ込み…

◇カミールが魔法練習してるとクルスの弟子で魔法の天才児フリンクがやって来る。彼はカミールの先生になる事を条件にバーム城内のお化け退治を申し出る。その夜、カミールとフリンクの前に現れたのは…

◇カミールはあいかわず失敗ばかり。クルスに呆れられ休学する。兄たちの勧めで水族館へ。クルスも招かれていて魔法習得の打ち切りを言い渡されてしまう。すると突然カミールの指が光り出し…!

◇カミール姫の側近の女魔法使いリンデは、お供で赴いた「技術国トルテ」でかつての級友のキーファと再会。彼はトップクラスの秀才だったが、ある事故以来、魔法学校に姿を見せなくなって…



◆◆◆
○05-束ね髪の解き方_前編…カミールは練習の成果もあり確実に魔法の腕を上げていた。一方、思いがけない魔力を持った彼女を案じたクルスは強制的に魔法習得をやめさせるため、シュロスにカミールとの縁談を持ちかける。他国と縁談がある者は魔法国の法律により魔法習得が禁止されていた。シュロスは承諾し婚約を勝手に受け入れた兄のラインたちにカミールは激怒するが、それがクルスが望んでる事であると知らされ泣く泣く婚約を受け入れるのだった…しかし婚約当日、トルテ国にやって来たカミールの目の前に負の感情から生まれる魔法「お化け」が出現しカミールとシュロスはピンチに陥る。病床で魔法が使えないクルスの代わりにリンデはトルテ国へ向かう。「お化け」の発生原因はキーファがカミールの力を利用し魔力の復活を目論んでるからではと疑い…


○06-束ね髪の解き方_後編…カミールが持っていたクルスの帽子でキーファが一時的にお化けを封じる。しかしシュロスが怪我を負った事でキーファは他の側近たちから魔法使いとしての素質を疑われてしまう。応援で駆けつけたリンデは、トルテ国を去ることをほのめかすキーファと今夜が魔力の復活に最も適した「満月」である事に気づく。リンデはキーファをカミールから遠ざけるため、お化けを封じる方法を一緒に探す事を申し出る

図書館でリンデの目を盗みキーファは姿をくらます。彼を追いかけ足止めの魔法をかけたリンデは、カミールの魔力を利用しようとしてるのではと問い詰める。しかしキーファはリンデこそ力を復活させる「高等魔法使い」であると言い、彼女の足手まといになりたくなかったのだと明かす。カミールの悲しみの感情から発生したお化けを封じるため、リンデはキーファの髪を切り落とし魔力を復活させる

魔法使いとして復活したキーファだったが、力を使いこなせず苦戦する。そこへ回復したクルスが駆けつけてお化けを封じたのだった。側近たちの疑惑も晴れ、今まで自分を魔法使いとして認めてくれたシュロスにお礼を言いキーファは魔法国へ帰国するのだった


○07-木片の棘(とげ)…1度はクルスからカミールとの婚約を承諾したシュロスだったが、カミールの気持ちがクルスだけに向けられているのは明らかだった。カミールを自由にするため婚約解消を申し出ようとバーム国にやって来る。丁度カミールも魔法練習で訪れてたが、クルスは新しい杖を取って来ると言い1人で森の方へ行ったきり戻らない。夕方になりクルスを心配したカミールとシュロスは森へ入るが道に迷ってしまう。森の中に1軒の古い館があり中に入るが謎の人物に魔法をかけられ2人は気を失う。カミールが気がつくと部屋にシュロスと閉じ込められており、廊下から館の主が話しかける。彼はクルスが強力な魔法を使うのはカミールが魔法を習うせいだと訴え、シュロスを強引に伴侶にしようとする。毒の果実を食べさせられたシュロスはオオカミ男になってしまうが、そこへクルスが助けに来る。魔法の剣で館の主を倒すが、その正体は意志持って勝手に振る舞うようになったしまったクルスの古い杖なのだった…


○08-“わたしって、キレイでしょ?”…カミールはトルテ国へ行く際にクルスから餞別(せんべつ)として渡された宝石箱を返すためバーム国ヘやって来る。しかしクルスは急用で不在だった。その日の夜…カミールが寝室で1人でいると宝石箱から声が聞こえる。中敷きをめくると1本の口紅が出てきて女性が現れる。彼女は「口紅の妖精」でクルスの事は何でも知っていると言い、自分が欲しいと思ってるものをくれたら教えてあげると言う。知りたいカミールは口紅の妖精の言いなりになってしまう

口紅をつけるとカミールは喋れなくなり、自分の意志を伝えらなくなってしまう。妖精がカミールのドレスが欲しいと言い、カミールは拒むことが出来ずドレスは取られてしまう。カミールのキレイな長い髪が欲しいと言う「そうすれば…私、本当の人間になれるもの…!」

髪を切り落とそうとした時、クルスが現れて阻止する。カミール姿に化けた妖精が自分こそが本物で、カミールを宝石箱に封印するよう言う。しかしクルスに「口が裂けてる」と指摘された途端、妖精は怯え出し正体を現す。口紅のお化けはクルスに封印されたのだった。


○09-みえない魔法使い…カミールの側近の女魔法使いのリンデは最近何をやっても不調で、体調不良もあり休養をとる。一方、技術国から魔法国に戻って来たキーファはクルス王子から「魔法博士」として招請され、正式なバーム国の魔法使いとして認められる。魔力が復活した後、リンデとキーファは頻繁に会っていたが、ある時からリンデは急に会うことを拒むようになる。心配したキーファは見舞いに行こうとするが彼女は頑(かたく)なに拒否する。リンデは度々、夢の中に出て来る「善良な天使」の咎(とが)めにうなされていた。「あなたはキーファの弱みにつけこんだ悪い女」だと…。キーファは意地を張り続けて自分と会おうとしないリンデに思い切った行動に出る…!


[最終章]○10-魔法使いの都合_前編…魔法練習でバーム国を訪れてたカミールは、同じくバーム国を訪れていたシュロスから婚約解消を伝えられる。その代わりクルスとの仲を取り持つ事に協力すると約束する。しかし偶然つまづいた弾みでシュロスに抱きついたカミールを目撃したクルスは2人の間柄を誤解してしまう…

丁度その頃、城内の魔法研究室で保管されてた宝石箱の鍵が突然壊れ、クルスが封印した「お化け」が逃げ出してしまう。キーファとリンデが捕らえようとするが2人は苦戦する。尋常でない力を持つお化けにキーファは技術国で対峙したお化けを思い出す。カミールの悲しみから発生したと思われたお化けの本当の正体は「クルスの嫉妬」だと気づく

宝石箱を飛び出したお化けはクルスの元へやって来る。お化けを封印するには杖が必要だが封印直前にクルスはお化けの声に耳を傾けてしまい、嫉妬の感情に取り憑(つ)かれてしまう。キーファとリンデから、お化けの正体を聞かされカミールは城内でクルスを探す。城の外れにある部屋で隠れていたクルスをようやく見つけるが、そこにいたのは歪(ゆが)んだ魔力の反動で鳥男となったクルスの変わり果てた姿だった…


○11-魔法使いの都合_後編…鳥男のお化けとなったクルスは我を忘れて暴れまわる。リンデとキーファが結界を張り、かろうじて城外へ逃げ出すのを防ぐ。嫉妬の感情に取り憑(つ)かれた者を解放するためにはクルスが人間姿だった時、最後に心に思い浮かべた人物が解かなければならない。以前カミールがクルスに返した宝石箱は封印して以来、全く開かなかったがクルスの心の変化によって封印が崩れた。カミールがきっかけであるのは間違いないとリンデは告げる

しかしカミールがどんなに魔法をかけてもクルスは元に戻らない。それどころか初めて魔法を習った時より魔力が弱く簡単な魔法すら使えない状態になっていた。そんな中、カミールはリンデとキーファの密談を耳にしてしまう。クルスの魔法が解くことができる国王は城に戻るまで3日はかかるが、呪いは今夜中に解かなければ元の姿に戻るのは難しくなるというものだった。夜明けが近くなり魔法の呪いで苦しむクルス。術がないキーファは見てられず退室し、シュロスも退室しようとするがリンデに引き留められる。リンデはシュロスに、大国の王子でいくつも縁談を断りながら、なぜ小国のカミールの縁談だけは引き受けたのか問う。シュロスは魔法使いであるクルスに対し尊敬と同時に嫉妬も感じていたと話すのだった

苦しむクルスに何もできず泣くカミールの前に宝石箱から、お化け「ちびクル」が出現。本来の姿になった彼の正体は魔法の神様「ガイスト」で、クルスの家系「バーム家」の祖先だった。今までカミールが魔法を失敗していたのはカミールの魔力を食べて力を蓄えていたからだという。ガイストから力を分けてもらったカミールは、その魔法でクルスに元に戻る魔法をかけるのだった…


○12話,(最終回)-好都合な呪文…クルスが元に戻って半年後…カミールはクルスに魔法をかけた際、人が一生分使う魔力を使い果たしてしまったため2度と魔法が使えなくなり魔法習得も断念する。クルスとは時々、バーム国とクーヘン国の共有領地の森で会っていた。シュロスは彼自身の研究が遠方の国の特殊な病気に有効であると判明してその国から招請され外国へ旅立つ。キーファとリンデは結婚し子供も産まれ育児に勤しむ。フリンクは世襲制を見直す事となったバーム国の次期後継者として選ばれる。クルスはカミールに、ある大切な告白をするのだった…。

(おわり)

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