[ Letter plot_06 ]
(屋上のランチタイム)[1,]
(c)川又もとみ先生
◇屋上のランチタイム
◇講談社なかよし
◇1993年12月号
※著者様のコミックスなし(未収録)
(資料は国立国会図書館より)
□→(屋上のランチタイム)
【中学2年の蔵野吏衣子(くらのりいこ)は来週の月曜日が誕生日(たんじょうび).しかし彼女は4年前に母を亡くし,父と2人暮らし.父も仕事が忙しいため,毎年ひとりで誕生日を迎えていた…◆ある朝…落ち込んだ気分で登校してると,後ろから猛ダッシュして来た男の子から「おまえ,いそがないとチコクだぞ!」と怒鳴られる.「初対面の人に『オマエ』ですって!?」怒った吏衣子は男の子を追いかけるが,校門前で男の子は貧血で倒れてしまう…保健室でお腹を空かせて眠ってる男の子を気の毒に思った吏衣子は思わず自分のお弁当をゆずってしまうのだった…◆しかしお昼になり,お小遣いも持ってこなかったため,後悔する羽目に…屋上で途方に暮れてると,なんと朝の貧血を起こした男の子がやって来る.「1年の永谷恭太(ながたにきょうた)」と名乗る男の子は吏衣子にお礼と,自分のお弁当を差し出す.『久しぶりに他の人が作ってくれたお弁当…!』うれしくて,吏衣子は思わず涙ぐんでしまう.それを見た恭太は「それなら,ここで毎日お互いの弁当を交換して食べよう…!」と提案される.照れくさくて,乗り気がしない吏衣子だったが,友人たちに送り出され(『お幸せに〜♡』…と,教室を追い出され)屋上へ向かう.恭太君は1番乗りで来ていて,レジャーシートを敷いて待っていてくれたのだ.それから毎日,恭太君と屋上で楽しいランチタイムを過ごすことになり…☆】
{◎ずっと探していて,偶然「雑誌の目次」でタイトルを見かけた時「あ…このマンガだ…☆」と気づいて取り寄せました.記憶は,おぼろげでしたが,ヘンに恋愛要素が濃すぎなくて,爽やかな主人公と相手の男の子の「お弁当を通した交流」がステキで,特にクライマックス「吏衣子の誕生日」の場面がすごく良かった…ずっと印象的なマンガでした.(恋愛面で深入りしてないのは「年下の男の子」だったからですね…「他のクラスの男の子」だと思い込んでました…)◆先程,恋愛要素がうすい…と言いましたが,全くないわけじゃなく,例えば…吏衣子と恭太が屋上にいる所に,恭太君のクラスメートの女の子たちが(3人も…モテモテ恭太君…)家庭科で作ったカップケーキを差し入れて来て,吏衣子を『もしかして,カノジョ…?でも2年だから,そんなわけないか…』の言葉に吏衣子は疎外感を感じ,せっかくのランチタイムをちょっとジャマされた気分…恭太君から,カップケーキをお裾分けされても断ってます(今,改めて読み返し…恭太君のクラスの女の子たちのヤキモチが,このセリフに込められてたのだなぁ…と気づいた)◆2年の吏衣子は上履きの色がオレンジ,1年の恭太君はブルー,吏衣子は『あと1年おそく生まれていたら,恭太君と同い年だったのになぁ…』と,残念がってます.1年の靴箱から自分に合う上はきを,ちょっと拝借して「1年気分を味わう」…なんて,カワイイことしてます…☆(コラコラ〜『ちょっとコワい子…』なんてツッコミは無しよぉ〜!こーゆーのが楽しい時代だったんですぅ〜)◆もし…このマンガが連載になってたとして,逆に恭太君が吏衣子とクラスメートの男の子が仲良くしてるのを見たら…どう思ったのでしょう~…(でも恭太君は,さっぱりした性格なので(鈍くて)気にしなさそう…)しかし初対面で「オマエ」呼ばわりしてたってことは,実は吏衣子のことを以前から知ってた…かも??センパイなのに呼び方「吏衣子ちゃん」だし…◆恭太君のお弁当の中身が,かなり「お子様ランチ」なのですが,彼自身が作ってるのではなく,お母さんか…お姉さんが…作ってる(明確にされてない)しかし中学1年の男子の弁当で,あの中身…【…恥ずかしくて『拷問』に近いかもしれない…】と,感じたのは私だけ…?!あぁ…お母さんに吏衣子ちゃんの事情を話して女の子向けに作ってもらったのか(…だとしたら『息子のガールフレンド〜♪』…と,かなり力いれて作ったと思われる…)そして,さすがに「お菓子」までは用意できなかったので,恭太君が学校で作ることになったのでしょう(たぶん)◆また私が以前3本ほど描いたマンガ「オムライスの味方」は,いずれも料理で交流する2人…がテーマで料理を小道具に使ったのは,このマンガの話がステキで影響(えいきょう)を受けたからです.(すみません…!吏衣子のエプロンドレス姿は私(急須)の趣味だけで描いた妄想であり料理シーンは全くないです…)}
※未収録なので以下,あらすじ.
【…別の日,吏衣子は欠席した,もうひとりの日直の岡村君の代わりに社会科教室まで備品を取りに行くことになる.そこへは1学年の全教室の前を通過しなければならず,オレンジの上履きが目立つことを恥ずかしく思った吏衣子は急いで(しかも目をつぶって!)駆け出すが,偶然,吏衣子を見かけた恭太君に引き留められる.事情を知った恭太君は吏衣子と自分の上履きを交換して,備品の地図巻物も持ってくれる.「土曜は弁当がなくてつまらないよな〜,また月曜日が楽しみだな(※昔は,中学は土曜も登校日で,半日(正午まで)授業があった)」と言ってくれる恭太君に,吏衣子は自分が誕生日であることを話そうとするが…丁度その時,恭太君と同じクラスの女の子が,彼の体操着のバッグを持ってきて「急がないと遅れるよー」と,楽しそうに話しかけたの見て『関係ないよね,付き合ってるわけじゃないし…』と,結局言えずじまいになってしまうのだった◆放課後…昇降口で吏衣子は,恭太君と同じクラスの女の子たちが自分のことをウワサしてるの聞く「…どうしてあの2年生と仲いいんだろう?」「…でも月曜は昼休み中ずっと一緒にいられるからいいじゃん,お昼も一緒に食べちゃおうか〜」と聞いて,吏衣子はショックを受ける◆月曜日…昼休みに恭太君から「今日は一緒に食べれない」と言われてしまう.「私,今日が誕生日なの…!」と打ち明けて一緒に食べたいとお願いするが「…ごめん」というだけ.(やっぱり同じクラスの女の子たちと過ごすほうが楽しんだ…!)「一緒に食べようって,言い出したのは恭太君なのに…もういい,お弁当食べないから…!」渡されたお弁当を突き返してしまう◆放課後,恭太君は急いで吏衣子のクラスに向かうが吏衣子は早退した後だった…吏衣子の友人たちからは「こっそり誕生日だって教えたのに…どうして何もしてあげなかったの!?」と責められてしまう◆その夜…自宅で1人きりで小さなケーキを眺めてると,インターホンが鳴り,恭太君が訪ねてきてくれる.「お弁当箱を返しに来た」という彼.昼間の恭太君へ,ぶつけた言葉を後悔する吏衣子…「返さないで…」ドアを開けたらお別れになってしまう…本当は恭太君もお弁当も大好きなのに……「ドアを開けてくれないと困る…」とお願いする恭太君.吏衣子がドアを開けると……【ハッピバースデー吏衣子ちゃん…☆】大きなホールケーキを持った恭太君がいた.吏衣子をびっくりさせたくてクラスの女の子たちに手伝ってもらい内緒でケーキを用意していたのだ.「今日だけは特別だから…また一緒にお弁当食おう…!」仲直りできた吏衣子と恭太君,これからも…うれしい屋上ピクニックの時間は続くのです…☆(おわり)】
[2026r8/07/07](再掲)***
(c)川又もとみ先生
◇屋上のランチタイム
◇講談社なかよし
◇1993年12月号
※著者様のコミックスなし(未収録)
(資料は国立国会図書館より)
□→(屋上のランチタイム)
【中学2年の蔵野吏衣子(くらのりいこ)は来週の月曜日が誕生日(たんじょうび).しかし彼女は4年前に母を亡くし,父と2人暮らし.父も仕事が忙しいため,毎年ひとりで誕生日を迎えていた…◆ある朝…落ち込んだ気分で登校してると,後ろから猛ダッシュして来た男の子から「おまえ,いそがないとチコクだぞ!」と怒鳴られる.「初対面の人に『オマエ』ですって!?」怒った吏衣子は男の子を追いかけるが,校門前で男の子は貧血で倒れてしまう…保健室でお腹を空かせて眠ってる男の子を気の毒に思った吏衣子は思わず自分のお弁当をゆずってしまうのだった…◆しかしお昼になり,お小遣いも持ってこなかったため,後悔する羽目に…屋上で途方に暮れてると,なんと朝の貧血を起こした男の子がやって来る.「1年の永谷恭太(ながたにきょうた)」と名乗る男の子は吏衣子にお礼と,自分のお弁当を差し出す.『久しぶりに他の人が作ってくれたお弁当…!』うれしくて,吏衣子は思わず涙ぐんでしまう.それを見た恭太は「それなら,ここで毎日お互いの弁当を交換して食べよう…!」と提案される.照れくさくて,乗り気がしない吏衣子だったが,友人たちに送り出され(『お幸せに〜♡』…と,教室を追い出され)屋上へ向かう.恭太君は1番乗りで来ていて,レジャーシートを敷いて待っていてくれたのだ.それから毎日,恭太君と屋上で楽しいランチタイムを過ごすことになり…☆】
{◎ずっと探していて,偶然「雑誌の目次」でタイトルを見かけた時「あ…このマンガだ…☆」と気づいて取り寄せました.記憶は,おぼろげでしたが,ヘンに恋愛要素が濃すぎなくて,爽やかな主人公と相手の男の子の「お弁当を通した交流」がステキで,特にクライマックス「吏衣子の誕生日」の場面がすごく良かった…ずっと印象的なマンガでした.(恋愛面で深入りしてないのは「年下の男の子」だったからですね…「他のクラスの男の子」だと思い込んでました…)◆先程,恋愛要素がうすい…と言いましたが,全くないわけじゃなく,例えば…吏衣子と恭太が屋上にいる所に,恭太君のクラスメートの女の子たちが(3人も…モテモテ恭太君…)家庭科で作ったカップケーキを差し入れて来て,吏衣子を『もしかして,カノジョ…?でも2年だから,そんなわけないか…』の言葉に吏衣子は疎外感を感じ,せっかくのランチタイムをちょっとジャマされた気分…恭太君から,カップケーキをお裾分けされても断ってます(今,改めて読み返し…恭太君のクラスの女の子たちのヤキモチが,このセリフに込められてたのだなぁ…と気づいた)◆2年の吏衣子は上履きの色がオレンジ,1年の恭太君はブルー,吏衣子は『あと1年おそく生まれていたら,恭太君と同い年だったのになぁ…』と,残念がってます.1年の靴箱から自分に合う上はきを,ちょっと拝借して「1年気分を味わう」…なんて,カワイイことしてます…☆(コラコラ〜『ちょっとコワい子…』なんてツッコミは無しよぉ〜!こーゆーのが楽しい時代だったんですぅ〜)◆もし…このマンガが連載になってたとして,逆に恭太君が吏衣子とクラスメートの男の子が仲良くしてるのを見たら…どう思ったのでしょう~…(でも恭太君は,さっぱりした性格なので(鈍くて)気にしなさそう…)しかし初対面で「オマエ」呼ばわりしてたってことは,実は吏衣子のことを以前から知ってた…かも??センパイなのに呼び方「吏衣子ちゃん」だし…◆恭太君のお弁当の中身が,かなり「お子様ランチ」なのですが,彼自身が作ってるのではなく,お母さんか…お姉さんが…作ってる(明確にされてない)しかし中学1年の男子の弁当で,あの中身…【…恥ずかしくて『拷問』に近いかもしれない…】と,感じたのは私だけ…?!あぁ…お母さんに吏衣子ちゃんの事情を話して女の子向けに作ってもらったのか(…だとしたら『息子のガールフレンド〜♪』…と,かなり力いれて作ったと思われる…)そして,さすがに「お菓子」までは用意できなかったので,恭太君が学校で作ることになったのでしょう(たぶん)◆また私が以前3本ほど描いたマンガ「オムライスの味方」は,いずれも料理で交流する2人…がテーマで料理を小道具に使ったのは,このマンガの話がステキで影響(えいきょう)を受けたからです.(すみません…!吏衣子のエプロンドレス姿は私(急須)の趣味だけで描いた妄想であり料理シーンは全くないです…)}
※未収録なので以下,あらすじ.
【…別の日,吏衣子は欠席した,もうひとりの日直の岡村君の代わりに社会科教室まで備品を取りに行くことになる.そこへは1学年の全教室の前を通過しなければならず,オレンジの上履きが目立つことを恥ずかしく思った吏衣子は急いで(しかも目をつぶって!)駆け出すが,偶然,吏衣子を見かけた恭太君に引き留められる.事情を知った恭太君は吏衣子と自分の上履きを交換して,備品の地図巻物も持ってくれる.「土曜は弁当がなくてつまらないよな〜,また月曜日が楽しみだな(※昔は,中学は土曜も登校日で,半日(正午まで)授業があった)」と言ってくれる恭太君に,吏衣子は自分が誕生日であることを話そうとするが…丁度その時,恭太君と同じクラスの女の子が,彼の体操着のバッグを持ってきて「急がないと遅れるよー」と,楽しそうに話しかけたの見て『関係ないよね,付き合ってるわけじゃないし…』と,結局言えずじまいになってしまうのだった◆放課後…昇降口で吏衣子は,恭太君と同じクラスの女の子たちが自分のことをウワサしてるの聞く「…どうしてあの2年生と仲いいんだろう?」「…でも月曜は昼休み中ずっと一緒にいられるからいいじゃん,お昼も一緒に食べちゃおうか〜」と聞いて,吏衣子はショックを受ける◆月曜日…昼休みに恭太君から「今日は一緒に食べれない」と言われてしまう.「私,今日が誕生日なの…!」と打ち明けて一緒に食べたいとお願いするが「…ごめん」というだけ.(やっぱり同じクラスの女の子たちと過ごすほうが楽しんだ…!)「一緒に食べようって,言い出したのは恭太君なのに…もういい,お弁当食べないから…!」渡されたお弁当を突き返してしまう◆放課後,恭太君は急いで吏衣子のクラスに向かうが吏衣子は早退した後だった…吏衣子の友人たちからは「こっそり誕生日だって教えたのに…どうして何もしてあげなかったの!?」と責められてしまう◆その夜…自宅で1人きりで小さなケーキを眺めてると,インターホンが鳴り,恭太君が訪ねてきてくれる.「お弁当箱を返しに来た」という彼.昼間の恭太君へ,ぶつけた言葉を後悔する吏衣子…「返さないで…」ドアを開けたらお別れになってしまう…本当は恭太君もお弁当も大好きなのに……「ドアを開けてくれないと困る…」とお願いする恭太君.吏衣子がドアを開けると……【ハッピバースデー吏衣子ちゃん…☆】大きなホールケーキを持った恭太君がいた.吏衣子をびっくりさせたくてクラスの女の子たちに手伝ってもらい内緒でケーキを用意していたのだ.「今日だけは特別だから…また一緒にお弁当食おう…!」仲直りできた吏衣子と恭太君,これからも…うれしい屋上ピクニックの時間は続くのです…☆(おわり)】
[2026r8/07/07](再掲)***