- Trinity Blood -3章
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廊下の向こうで、確かにトレスが喋っている。
『卿の意向は了解している。レオン・ガルシア・デ・アストゥリアス神父は卿の所在を知りたがっている事だけは明白だ。連絡が必要だと判断した』
「!」
息が止まりそうだった。
『神父アベルは一度会う事を推奨しているが、』
呼吸の仕方すら忘れそうだ。
トレスが連絡をしている相手は――
『それについては肯定。俺はカテリーナ・スフォルツァ枢機卿からの命により誰にも情報を開示するつもりはない。これは決定事項だ』
もしかして…[#da=1#]?
立ち尽くしたまま、レオンはこの扉をくぐる事が出来なかった。
この扉の向こうに、[#da=1#]がいる訳でも、無いのに。
『間もなく定時巡回の時間だ。また連絡する、[#da=3#]・[#da=2#]』
聞こえてきた名前に、まるで時が止まったかの様に動かなくなる。
放心したままのレオンを置いて扉の向こうで足音だけが遠ざかって行った。
・・・
レオンの苦しい時間はまだ続くと思うんですが(作者は鬼か?)、とりあえずちょっと話が進んだのでホッとしております…☆
後書きを何かのタイミングで
ちょっと書き換えたいな…
(色々酷い事に気付いた)
関係ないと思うけどコロナワクチン接種で副作用にぼんやり悩まされていたので逆にPCに向かう時間ができたんだろうか…
・・・