- Trinity Blood -3章
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その声は、何か物音がすれば聞こえない位の小さな声だった。ウィリアム・ウォルター・ワーズワース神父は振り向くことなく、その呟きを確かにこの耳で聞いた。
『彼』は、生きる事を赦されなかったと思っているのだろうか。
少なくとも、一度も思った事が無い――
私はね。
彼にとっては荷が重かったのかも知れない。
同僚へは同情すら感じる。この『隠せない性の香り』はレオン・ガルシア・デ・アストゥリアス神父の発達した嗅覚にとっては危険そのもの。
特に[#da=1#]・[#da=2#]神父、いや…――
[#da=3#]・[#da=2#]君の香りは、ガルシア神父には気付いてしまった途端に抗う事が難しい媚薬の様なものだろう。
「猫に木天蓼…だねぇ」
ため息一つ。
'教授'は窓際に肩を預けながら、今も任務を遂行しているであろうガルシア神父と、そして急遽派遣された執行官トレス・イクス神父コードネーム'ガンスリンガー'の居る地へと視線を送った。
☆
ああー…
どうしたものか…いや、どうこのいざこざを
終了させてあげるかていうところなんですよね…
頑張って[#da=1#]さん…
一線を越えてしまった表現、うまく伝わっているんだろうか(悩
・・・