- Trinity Blood -3章
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
再び病院へ足を運び、レオンは真っ直ぐに[#da=1#]の下へ向かう。
硝子越しに見る彼はベッドで昨日と同じく、ぐったりとした様子でそこにいた。
痛い、と言っているのか。
小さな手が、かすかに動いた。
しかし閉じられた[#da=1#]の瞳は開かないままでいる。
先日とは違う点滴。
静かに息をする小さな身体はコードネームに見合わないほど弱々しいものに見えた。
レオンには時間が限られている。
間もなく、別荘へ戻る手配がされる。
目を開けて欲しいと祈っても届く訳が無い。
この分厚い硝子越しでは、声を掛けても聞こえる訳がない。
思いばかりが硝子を越え、時間だけが目の前を通り過ぎていく。
トレス神父が病院へ時間通り迎えに来るまで、硝子越しにレオンは寄り添い続けた。
*
言葉を選ぶのが難しくて、句読点が沢山あったような…
この話は前回の「果てる身体」話の続きでした。
[#da=1#]さんの自己回復能力が働き辛くなっているのをお伝え出来ていたら、今回の話は完成として良いかな?と考えています。
レオンさんの心情や時間の流れを作る為に、全体的に短い間隔でページをめくって頂く仕様にしてみました。
結果かなり読みにくい感じになってしまいました…(自分でも読んでみた)
(20240711加筆修正)
*