- Trinity Blood -2章
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
先日ミサの最中に予告通り自爆テロを起こすと騒ぎながら入って来た男を止めようとして、重傷を負ったとか。
任務で郊外へ出ていたレオンは、帰ってすぐに[#da=1#]が集中治療室に入っている事を聞いた。
トレスが運転してくれる車の中、レオンは周りの景色が一向に変わらない事に苛立ちを隠せずにいた。
「おい拳銃屋…さっきからずっと進んでねえぞ」
「肯定。前方Ο.二一粁と八歩先を見ろガルシア神父。前方不注意からなると思われる植木への乗り上げ事故だ」
「分かってるよンな事ぁ!俺は違う道を行けって言ってるんだっ」
間髪入れずに声を荒げるレオンに向かって、しかしトレスはこちらを見る事なく「否定」と言う。
「前方は事故、後方は後方へ車が後退せず車が動かない。故にこの区域からの脱出は現在不可能だ」
「…くそっ」
[#da=1#]が心配なのもあるが、任務が終わったレオンには時間があまりないのだ。
苛立ったあまり車内にも関わらず足を大きな音を立てて下ろした。
「車内では大人しく座っている事を推奨する。卿の力は車内の底の部位を破損させる危険がある」
「あのなぁ…っ」
そんな事を聞きたいのでは無い。
「この距離なら徒歩にて目的地へ向かった方が1,849秒早く到着する。今から事故処理及び警察の事故当時の事故検証及び事故当時の状況把握が行われると推「分かった分かった…っ!もっと言葉を崩して簡単にだなぁ…っ!」
言いながらレオンは外へと繋がる扉を開け、外に出る。
つまりは、自分は後で行くから先に行けと言う事なのだ。
「問う、ガルシア神父」
「あ?」
扉を閉めかけた手を止めて中を覗き込むと、こちらを向いた無機質な瞳は彼を見ていた。
「問う。卿は何故[#da=1#]・[#da=2#]神父の事が心配なのか不明だ。回答の入力を要求する」
子供みたいな質問。
「仲間だからな。決まってんだろ?」
だが、彼はそんな質問でさえ初めて聞く子供の様に無邪気には聞かない。
「コードネーム“リジェネーター”は、自己回復能力を備えている為外傷に於いては心配をする必要は無い筈だ」
自己回復能力を持ち合わせた彼だから、どれだけ怪我をしても関係ないという事だろう。
「なに寝ぼけてんだよ」
低い声で。
生まれたばかりの感情に、そっと優しく教える様に声を掛けた。
「否定。俺は人ではない、機械だ。機械は睡眠を必要としない」
「あのなあ…っ」
さっきまでの感情を消し飛ばす位簡単な言葉が返って来た。
「いいか?仲間が重傷を負ったんだぞ!何かあったら心配するのは当然の事なんだよ!解るか?!分かれ!これは必要事項だ!!」
怒鳴るような説明が嵐の様に飛んでくる。怒りをあらわにした彼の言葉には、説得のような色も帯びていた。
「それが[#da=1#]であっても、拳銃屋!お前であってもな!後で病院で会おう」
言うだけ言って、返事も聞かずに視界の先に僅かに見える病院へと向かって歩き出した。
「…了解した」
その背中に向かって、トレスが返事を返す。
聞こえたのかは定かではないが、トレスは確かにレオンが左手を肩程までに上げて手を振ったのを確認した。
「…必要事項に項目を追加する」
………………………………………
…あれ?
[#da=1#]さんが…
出てこなかった気が…?!!!!
…あれ?!
名前変換しただけ?!
題名は?!
おひっ?!!!!!
批判受けますがこんな作品!!!
すみません…
とりあえずアレだけは…
しない事にして頂けないですか?!
石投げたり!!
火炎瓶投げたり!!
…切実にっ!!!
・
・
・
20220209
加筆修正を行いました。
・