- Trinity Blood -2章
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左肩から吹き飛んだその手が、もがれた両足が。
端からざらざらと崩れていく。
身体は再生する余力がない。
色を失い、月夜に白く照らされて。
その様子を他人事の様に、光の宿らない瞳が眺めている。
「俺はこんなに、渇いていたのか――」
再生が追い付かない。
崩れる身体の方が速い。
ロウディが力なく呟いた。
呟いている間にも身体は崩れていく。
疲れた様に吐き捨てて。
「俺はもう…既に命が尽きてたんだな…」
街の第一被害者にして加害者。
ロウディ=ヴァッハ。
男の身体が、まるで粉雪が風に煽られて舞う様に消えたのを見つめていた。
「あの時こんな身体になっちまった時からおれは――」
それ以降言葉を発する者はいなくなった。
「任務完了。撤収する」
誰もが目を見張る程に完璧な歩行を始める彼を、[#da=1#]は少しの間追う事はなかった。
消えた言葉の続きを待つ様にして、男の居た先を見詰めているらしい赫い瞳。
「…正しかったのか?」
自分が言い出した事から始まったこの調査。
過去の問題を掘り返す事の意味を理解はしていた。
「やっと眠れるんだぜ?最期位騒がずに見送ってやらなきゃな」
彼は全てが終わる事を喜んだのだろうか。
ああ。
こんな事。
どうやっても答えを見極める事など出来ないのだろう。
静かに終焉を迎える事が出来たのだろうかという問いかけには、もはや応える者は存在しない。
粉雪が地上から消えるその瞬間まで、[#da=1#]はその場から目を離せずにいた。
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…
…
…
…何コレ?
小説が夢にならずに困っています
…ホント
夢が書けませんっ
誰か助けて下さい…