- Trinity Blood -1章
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機械のコードを解除するのは3機のコード解除ボタンを一斉に押さなければならない。
コードの解除に必要なパスワードを打ち込み終えようとした時。
小さな機械音が[#da=1#]の耳に届いた。
『コード解除可能だ』
向こうから流れてくる声に小さく頷いてから、[#da=1#]はパスワードを打ち終える。
「こちらも間もなく…打ち込み完了しました」
『お待たせしました、
――こちらも終わりましたよ』
3台目の機械を操作するアベルが2人に返事を送る。
『カウントを開始する』
機械の向こうでそう言う彼に頷き、3人は同時にパスワード認識ボタンに掌を置いた。
『了解です』
「はい」
『――3,2,1』
ボタンを押す。
窓の様な四角い向こう側の世界から突然青い光が放たれた。
その光の強さに、視界を遮られる程に。
光から視線を逸らし、四角い窓の向こうへ寄る。
視界が広がっている。
広い空間のその中心部分に球体が見える。
光が収縮していく。
その瞳は未だはっきりしないが、視界はぼクリアだ。
『青い翼』は、その名の通り青い光線を放つ「大厄災」前の遺失技術である兵器。
その光は人体を火傷の状態にする放射熱を放出するものを、改良し効率化したものだ。
四角い窓は、どうやらそういったものを管理する場所として作られたスペースだったらしく、光を受けても影響は見られない。
「核焼け」という現象が見られる可能性があるとして、報告を受けていたのだが。
『お二人とも、有難うございます。これより回収します。一度外へ』
「合流地点へ急ぎます」
『了解した。アベル・ナイトロード神父、卿も可及的速やかに合流する事を推奨する』
『有難うトレス君。さあ、急いで!』
今回の任務は『青い翼』の無力化に成功し移動できる事が確認出来れば回収、難しければ破壊。
アベルは『青い翼』に繋がる部屋へと急いだ。
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20210920
大幅な加筆修正を行いました。
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wiki抜粋
放射線熱傷(radiation burn)は、放射線被曝やX線の過剰照射[7]による損傷で、多くは放射線治療を行う医療現場で発生する[8]。高線量の放射線により皮膚を構成する細胞や血管が傷害され、熱傷に類似した症状を呈する。「核焼け」とも言われ、チェルノブイリ原子力発電所事故で消火活動に当たった消防士に見られた。
日焼けも厳密に言えば熱傷である。太陽光線に含まれる紫外線(UVA, UVB)に曝露すると、皮膚組織の破壊が起こる。日焼けといえども、照射時間・範囲のいかんによっては重態になる可能性がある。
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