I spill milk again
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とうとう鳴った2回目のチャイムを受け、俺は玄関のドアを開ける。
「…こんばんは」
「いらっしゃいなまえ。あがって?」
「ありがと、おじゃまします」
ぎこちない挨拶のあと俺が笑顔で中に促すと、なまえは表情筋の緩む音が聞こえそうなほど一瞬で笑顔になった。
ほんとに素直だな。
そういうとこ、ほんとにずっと好きだった。
早くもツン、と鼻を刺激する涙をぐっとこらえて、リビングにたどりついたなまえの背中に手を添え、部屋につれていく。
4人ともそれぞれ部屋に入っているようだ。
邪魔してくれるなよ、と強く強く言い渡したからだろうか。
「わっ」
「えっなに!?」
部屋に入ったとたん、声を上げたなまえに驚く。
まさかチャンミンがまた何か置いていったのか。
「なんか踏んじゃっ…あー…これ…かっこいー…」
「えっ?えっ??」
そこにあったのは俺達が表紙の雑誌。
拾い上げて、なまえが「見てもいい?」と聞く。
かっこいいと言われて悪い気のしない俺は、変なものでは無かった安堵もあいまって頷いた。
「あー、インタビューだ…そういえば最近よく見るもんね、テレビとかでも」
忙しいのにごめんと申し訳なさそうに言うなまえ。
「あー…ちょっと前まで忙しかったけど今はちょっと落ち着いたから」
平気、と笑うとなまえは再び雑誌に目を通した。
インタビューを見て、「ほんと仲いいよねえ」と笑う。
「あ、これ見て、ほら」
促されて見たページではユノとジェジュンがお互いを褒めちぎっていた。
「こういうの見たら、仲いいなあーって思うよね」
なまえは涙をこらえているのか真っ赤な顔で笑って、俺が差し出したクッションにぺた、と座った。