I spill milk again
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
こんな変な趣味に気づいちゃってごめん、と付け加えたなまえに俺は返事を返せない。
そのうちに俺が困惑していると思ったのか、それとも気まずかったのか、なまえは急に立ち上がって「トイレ借りるね」と部屋を出て行った。
俺はそのとおり困惑していて、なまえの言った台詞を一人反芻する。
さっきまで期待を捨てろと豪語していた不安も今はなりを潜め、言葉の意味を理解するのに脳はフル回転していた。
俺ってこんなに日本語のヒアリング下手だったっけ。
単語の意味は分かるのに、文章の指す意味が解らない。
分解だ。文章を分解しよう。
『ユノよりも』
うん、ユノよりも。解る。
『ジェジュンと』
ジェジュンと。これも解る。
最後は「好き」だったけど、それはジェジュンを指してるようでいてそうじゃなかった。
ということは、ジェジュンでもユノでもない誰かが「好き」?
俺?
違うよな。
だったら俺困らないよな。
ええと、「好き」が指す文節、どれだ。
『ユノが恋人みたいに仲良くしてるとこ見るほうが』
あ、これか。
え、なにこれ。意味わかんない。
ユノが?恋人みたいにって誰と?
他に出た名前?
「ジェジュン」?
ジェジュンと?
え?つまり?
つまりどういうこと?
『なまえは「ユノ単体よりも、ユンジェカップルが好き」と言いました』
……しょうゆうこと?
しょうゆう、こと…なの?