ころがる林檎
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「おじゃま、します…」
「はいどうぞ」
「…すいません、なんか…お部屋にまで」
「ユチョンの部屋、自分が居ない時に私が入るとうるさいの。後でネチネチ文句言われるから…」
「あは」
ぬるくなったお茶とチャンミンの笑顔。
今までの出来事が嘘のように穏やかだ。
「ユチョン、いつから?彼女って」
「…あ…僕は……その、最近知ったので…詳しくは…」
「あ、…そっか…だね、ごめん」
それでも私のしてきた事は消えてないと端々で思い知る。
そのたびチャンミンの笑顔が癒してくれる。
「…なんか、こうして話せるの、うそみたいだね」
「…………そうですか?」
「もう…話せないかもって思ってた」
「………そうですか」
変わらない声のトーン。でも少し低くなったかもしれない。
以前はもっと高かった気がする。
「あれから…ほんとう、毎日めまぐるしくて」
「…………ええ」
「あ、ユチョンから聞いてるんだっけ」
「………」
「はは、もう、ほんとなんか…激動で。短い間にいろいろあったね」
滑り出した言葉が止まらない。