ころがる林檎
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「なまえー、お前まじいいかげんにしろよ…」
「よびすてすんな」
「携帯玄関に忘れんな。鳴ってんぞ」
「いったい!」
「…なあ、お前さあ……」
「なに」
「…いいや」
「なによ、ユチョン、ちょっ…」
バタン、とドアを閉め、ユチョンは部屋を出ていった。
手の中で光る携帯の文字を読む。
『帰りつけましたか?』
丁寧で短い文章。
サブウィンドウに出ていた名前を、ユチョンは見たのかもしれない。
それに何を感じる間もなく『うん、ありがとう』と打ち込んだ。
それきり、私とチャンミンが直接やりとりする事は無かった。
しかしほどなくして始まった夏休み、チャンミンは目の前に現れる。
「おじゃまします」
「おー、いらっしゃい。なまえどいて」
「いらっ…しゃい」
あの頃と同じように、ユチョンの友達として。