signal in the square
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「…おはよう…」
「あーおは…あーあったま痛いーん…」
頭悪そうだもんね、と返してしまいそうな台詞で、ジェジュンが頭を抱えている。
今開けたばかりの私の目の中、ベッドのふちで座り込む彼は相変わらず上半身裸のままだ。
本当に何もしなかったとはいえ、この状況をはたから見られればあまり信じられはしないだろう。
「時間だいじょうぶ?」
「やー…も、休みたーい…」
「二日酔いで休めるような仕事か!ほらさっさと服着て!洗面台こっち!」
「…なまえがぬがしったのにぃーぃ…」
ニヤニヤと言葉を押し付けてくるジェジュンに、すいませんでした、と口先だけで謝る。
ジェジュンは洗面台にいる間もニヤニヤしたままで、脱がされたのだということをしつこく何度も主張している。
人のあげ足を嬉しそうに…
ふん、と鼻息を見せ付け、早々に洗面台を離れた私は上着を羽織った。
戻ってきたジェジュンがジャケットまで全部着て、鞄を持ったところで私を呼ぶ。
「なまえ?」
「なに」
「…これぇ…欲っしい?」
「…は?あ!」
ジェジュンの鞄からは、実は今ずっとベッド周りをウロウロしてその所在を探していた、昨夜のカメラがつまみ上げられていた。
「欲しいもなにも!私の、返してよっ」
「あーでもぉ、おれの写っ真入ってるんじゃなぁーい」
「ちょ、もしかして消したの!?綺麗に撮れてたのに!!」
慌ててその手からカメラを奪い、データを確認する。
自分でもびっくりするぐらいの速さだったので、ジェジュンも目を丸くしていた。
「ほんっと、写真好っきなんだぁ…」
「は、消えてない…よかったぁ…」
「あー…っははぁ?ほんと、へったくそ、あ、でもこれいぃーじゃない?」
「…見ないでよ、下手だから趣味なんだって」
やけに嬉しそうに覗き込むジェジュンからカメラを隠し、取り上げられないよう体の後ろに隠した。
「ふーん…あ、じゃあ、これは?欲っしい?」
また鞄からつまみ上げて見せる。
今度は携帯だった。