chocolate and a cake
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「…なんだよー…」
なまえからの素っ気ないメールにため息をつく。
『今日、ザンギョウながいです。ごめんね』
忙しいばっかりで、会ってなんかないじゃん。
天下のアジアンアイドルより忙しいってなんの仕事だよ。
頑張って、なんて送ったところであんま返ってこないし、邪魔なんだろうな、たぶんな。はいはい。
拗ねて携帯を閉じる音が帰宅の途につくバンの中響いて、すぐ隣のジェジュンが覗き込んでくる。
「なぁにぃ…彼女ぉ?」
「……………」
「ねー最近会ってんのちゃんとぉー」
「……………」
今は絡まないでほしいのに…女の子よりもよっぽどこういう話好きなんだから、ジェジュンは。
おれはヴァージニアンな感じで肩をすくめ 表情だけで返事をした。
ジェジュンの向こうに居たジュンスがそれを見て、オーウ、と同じように肩をすくめ、勢いよく地雷の上に飛び乗る。
「捨てられるですカっ?」
ジュンスが見せたあまりの華麗な着地(地雷上)に、間に座っているジェジュンが吹き出した。
そしておれの反論を期待たっぷりの顔で待つ。
「…おれに聞かれても…」
「…………」
「………オーウ…」
捨てられないよ、とハッキリ言えなかったおれに、ユノ以外の皆が視線を集中させている。
ユノは男の中でもこういう話ほんと興味ないんだから。
おれはユノ以外の視線に対し、なまえのメールより素っ気なく背を向け、窓の外に意識を逃がした。
「オーウ」
ジュンスがもう一度もらした声も、無視をした。