coolish and foolish
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「…寒いだよ」
ピ
ピピ
バサ。
「……………」
長い指は、あたしの手からリモコンを取り
28まで表示を上げると
またベッドに突っ伏し、寝た。
「………まじ、か…」
あたしはポカン、とその所作を眺めた後
手のひらに返されたリモコンを見て、呟いた。
投げつけたい衝動を抑えてユノの背中を見る。
ほんと
何度も何度も思ってきたけど
心の底から思ってきたけど
この男はほんっとに
「けえわいだよねー」
「はあ?なにが?ちょっと、ユチョン鍵出して」
「かぎ?…はい…なまえもかわいそー」
「なんでえ、お前らバカップルが部屋入り浸って、ユノのほうが可哀想でっしょお」
「え、おれとなまえ?カップルちがうよ?」
「は?」
「なまえ、ユノに会いに来てんだよ?」
「はっ?」
「あれ、ジェジュンもけえわい?」
「…………」
「しかたないかーなまえ、あたしツンツンだからーって言ってたし…あ、ツンツンってなまえに教えてもらっ…」
「…ユっユノお!!ユノが危ない!!」
「あっジェジュン待って、ちょ!コーラ!それコーラあ!!振り回すのだめー!」
ユチョンのベッドでジャンプの巻末の方を読んでいたあたしは
なぜか、帰ってきたジェジュンにコーラを投げつけられ、飛び起きたユノになんとか助けられた。
帰れ、二度と来るな、とすごい剣幕のジェジュンからあたしをかばうユノの目は、驚きで見たことないぐらい丸くなっていて
あたしは
その目もずるい
なんて思って
なんだか悔しくてユノを突き飛ばして。
ジェジュンの後ろから一部始終を見ていたユチョンに、また
「バカだ」と笑われるのだった。
END
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