coolish and foolish
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やめてよ
その
涼しい目で見んの
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coolish and foolish
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出かけて止まったクシャミを待ち続けて、それでも帰ってこなくて
一部始終を見ていたユチョンに「クシャミが出ない」と訴えたら
バカだ、と笑ってクーラーの温度を下げられた。
それをまた一部始終見ていたユノが、ユチョンに言う。
「あんまり冷やすだとなまえが風邪ひくよ?」
たどたどしいくせに父親みたいなこと言うんだから。
あたしはもう一度リモコンを手にしたユチョンに「そのままでいい」と言った。
「なまえ…寒いだよ」
「あっちの部屋行ったら?」
「………だって」
ここはユチョンの部屋だけど、ユノの部屋でもある。
でも毎回思う。
あたしが何しにこの部屋に遊びに来てるか、ちょっと考えたら分かりそうなものなのに。
めちゃくちゃKY。
それとも分かっててその態度?
とりあえず、あたしはユノにイラっときてて、ユチョンも面白がってあたしの意見にのっかって、だけどユノは
「…いいよ。我慢するだから」
…ほんっと、KY。
「どっちが我慢してると思っ…」
「なまえまった来ってんのお!…っ寒っ!!」
あたしの呟きはもう一人のKYに遮られる。
ああもう。
KYはすぐ仲間集まってくるからやなんだ。
とくにこのKYはこの部屋のKYにいつもくっついててうっとおしい。
なんのためらいもなくピピっと音を立てリモコンを操作した。
「風邪ひっくでっしょお…」
「あげないでよ、もージェジュン!」
「ユノ風邪ひいたら仕事いけなくなるでっしょー!」
ユノユノユノユノうるさい。
ほんと、ユチョンとチャンミン以外は話が通じる気がしない。
しかし珍しく、ユノユノうるさいKYがユチョンの方を呼んだ。
「ユチョン、コンビニついてきて」
「えーなんでえ」
「チャンミンもジュンスも出かけてるからあ…」
「えー…」
「ユノとふったりダメって言われてるでっしょお!」
事務所になにやら言い渡されてるとかで、このうるさいKYはキレ気味だ。
一人で行けばいいじゃんというあたしの発言は「は?なにいってんの?」みたいな顔で流された。
ちょっと美人だからってこのKYは大女優気取りで困る。
ボディガード雇えばいいのに。
「もおーなんだよおー…」
「ユチョンあたしコーラ」
「パシリ!?」
あたしが教えた日本語を使いこなしつつ渋々立ち上がるユチョンを、ベッドでジャンプを広げて寝転がったまま見送る。
隣のベッドで携帯をいじっていたユノが、僕も、とさざ波のような声で言ったのにジェジュンがハーイと返事をして出て行った。
よく聞き取れるなあ。
愛か。
「…きもちわるっ」
ユノよりさざ波の声で呟き、あたしはジャンプにまた顔を向けた。
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