I spill milk
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「ただいまー」
僕が玄関に入ると、やけにリビングが騒がしかった。
またユチョニヒョンとジュンスヒョンがゲームか何かで声を上げているんだろう。
靴を脱ぐ間だけ横に置いた紙袋をふたたび持って、中に入る。
「あおっかえりチャンミン!」
「おかえり~」
騒いでいたのはジュンスヒョンとジェジュンヒョンだった。
ユノヒョンは二人の後ろのソファに座っているが、顔はニヤニヤしている。
「あれ、ユチョンはどうしましたか?」
「ユチョン?ユチョン?」
ジェジュンヒョンが嬉しそうに聞き返してくる。
目がらんらんと輝いていた。
「あの、熱あるんじゃないんですか?」
「そんなのいいからあ、ユチョンのこと聞いてよ~~」
ジェジュンヒョンの額を指差して言うが、指を取られて質問を強制された。
横ではジュンスヒョンがずっと独特の笑い声をあげている。
「ジュンスうるさい」
「ウヒャヒャヒャヒャ」
狂ったのだろうか。
「ユチョンは?」
もう一度聞きながら本を出して、外側の紙袋を捨てる。
「ユチョンはねえ~…」
聞かせておいてためるのか。
「愛の、告白中、はははっ!!!」
「はあ?誰に?」
「なまえちゃんだよ」
ソファでニヤニヤしていただけのユノヒョンが即座に答えた。
ユチョニヒョンが前に連れて来た女性だ。
顔はなんとなく覚えている。
「…で、告白するって言って出かけたんですか?」
「今日ユチョン迎えに来てー、ジェジュンがカゼだからあ、ご飯作てくれて…」
「はあ」
説明をするユノヒョンに向かって正面のソファに腰掛けると、笑い転げるジュンスヒョンを置き去りにジェジュンヒョンが付いてきた。
「なまえは、ユノ好きで~」
「えっでもユチョンは告白するんですか?」
なぜかユノヒョンが誇らしげだ。
そしてその質問を待ってたとばかりにジェジュンヒョンが言う。
「なまえはあ、ユノが俺と付き合ってると思ってるから~っははは!!!」
「はあ?」
ジェジュンヒョンの話を再現すると、こうらしい。