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サムライ・アラモード

尊「......零も東堂も尾宅も来れないか...んー....どーしよ」

ある日の休日、尊はいちご坂から少し離れた町でフラフラと歩いていた。

尊「....なんの目的もなく歩いていたら...腹が、減った」

・・・

・・



尊「よし、店を探そう。」

とりあえずなにか腹に入れようと、尊は飲食店を探し歩き始めた。

とあるラーメン屋を見かけた。尊が近づくと、そこに入ろうとする少女を目撃した。

特徴的な赤茶のメッシュ、艶やかな黒髪のセミロングの美少女....甲銀繭である。

尊「.....繭だ...」

そして、店に入った繭を追いかけ中に入る。

尊「...やあ、繭」

繭「ぴゃ!?...尊くん!?どうしてここに?」

尊「特に用事もなかったから歩いてたんだ。繭は?」

繭「....えっと、このお店のラーメンが美味しいと聞いて、食べてみようと思いまして....」

尊「へー。丁度腹減ってたし俺もここで食うかな」

繭「....変、じゃないんですか?女の子がラーメンなんて...」

尊「女の子がラーメン食うのもいいと思うぜ。人の好きを否定するほどクズじゃねえよ俺は」

2人は、空いていたテーブル席に座る。

繭「メニュー、先に見ていいですよ。私はお水を持ってきますね」

尊「お、ありがとうな」

水を取りに行った繭を見送ったあと、尊はメニューを眺める。

尊(しお、みそ、しょうゆ、チャーシュー...ねぎ塩チャーシュー...色々あるなぁ。よし、決めた。)

尊「俺はチャーシュー麺醤油味に半ライスにしようかな」

繭「私は…味噌ラーメンに辛玉と白髪葱を」

尊「....辛玉....?繭って辛いの平気なの?」

繭「そこまで得意って訳でもないのですが、嫌いでは無いですね」

尊「そっかぁ。....じゃあこの注文で頼んでおくよ」

繭「はい、お願いします」

尊は店員を呼んで注文をした。そしてしばらく待つことに.....

尊「ラーメン博物館の年間パス!?」

繭「はい。色んなお店のラーメンを食べたいので、年間パスポートを買ったんです」

尊「本当に繭はラーメンが好きなんだなぁ」

雑談していると、店員がやってきた。

店員「お待たせいたしました、チャーシュー麺醤油味と半ライスのお客様」

尊「あ、俺です」

店員「味噌ラーメン、辛玉と白髪葱トッピングのお客様」

繭「私です」

店員「ごゆっくり....」

そして2人はラーメンを味わった。

料金を支払い(尊が全部払った。繭は渋っていたが説得して尊が支払いすることに)

尊「ご馳走様でした」

繭「…ご馳走様でした♪」

尊「美味かったァ....」

繭「ふふっ、そうですね♪」

尊「まだもう少しこの町を散策したいな」

繭「私もご一緒してよろしいでしょうか?」

尊「いいのか?....だったら一緒に行こうぜ」

繭「ふふっ♪はいっ」


尊と繭は町を散策することにした....
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