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もしもシリーズ

もしも、尊と繭が戦うことになったら


もっと強くなりたいという尊に、健は魔具を使用することを提案する。


健「魔具は強大な力を得ることが出来るものだ。生半可な覚悟のものに渡す訳には行かない。」

尊「.....覚悟を見せればいいのか。.....どうやって?」

健「俺たち8人の中から1人を選べ。その1人と戦って認められば魔具をさずけよう」

尊「俺はあんたを指名する、健」

真璃亜「おいおい......」

鏡夜「ケッケッケ、やめとけやめとけ」

繭「いけません...健さんはわたし達8人の中でも抜きん出た実力の持ち主です」

真璃亜「軽く説明しとくとな、健が着ているLongCoatな?アレ、80kgの肩当がついてる上に着ると筋肉が逆さに反る様に動きが制限されるからよ」

尊「はい!?」

真璃亜「しかもンなcoat着ててもアタシ達7人同時に相手して「弱くて遅い」って言うんだからな、時々アタシ達の腕もなんだってんだって思うぜ」

尊「...やめとこ」

灯「賢明な判断ね.....」

尊「でもなぁ...誰と戦えばいいんだ...?」

健「庭瀬、よい提案をしよう」

鏡夜「お前も鬼にならn」

鏡夜は灯のタイキックを受けた後そのまま連行されていった...

尊「ワオ、見事なタイキック」

健「庭瀬、ここにいる繭と戦ってみろ。繭に勝てたら俺への挑戦権を認めよう

尊「......わかった」

繭「よ、よろしくお願いします」

繭「国連公認対次元生物遊撃独立部隊Rosetta†8第7小隊隊長、甲銀繭、参ります!」

尊→エナジー「俺はエナジーナイト!一手御指南願う!その上で勝ァつ!」


なぎさ「エナジーが先制攻撃!」
ほのか「でも土の畳で防御されたわ」
ひかり「痛がってる....硬かったのね....」
咲「次はライダーキックナリ!」
舞「いなくなってしまったようです!?」
のぞみ「あれ?繭ちゃんいないよ?」
りん「多分どっかに潜んでる!」
うらら「尊さん、警戒してます」
こまち「下から攻撃してきた!?」
かれん「強烈なアッパーカットね」
くるみ「痛そう.......」
ラブ「あの技受けたら吐いちゃうの?」
美希「完璧に防がれたわね」
祈里「繭さん、すごい」
せつな「地割れ!?」
つぼみ「化石になってしまいます!?」
えりか「サンドイッチだー.....」
いつき「ドリルみたいにして脱出した!」
ゆり「無茶苦茶するわね.....」
響「グリズリー?」
奏「目、回りそう....」
エレン「すごい回転....!」
アコ「土で回転を鈍らせた!」
みゆき「赤い玉がいっぱい!たくさん撃つマーチシュートみたい!」
あかね「赤い玉がぎょーさんや!?」
やよい「土のバリアだ!」
なお「獅子戦吼!?」
れいか「まるで荒ぶる獅子の咆哮.....」
あゆみ「一発で粉々に」
マナ「あれ?いない!」
六花「....導無が囮だったってこと?」
ありす「透明じゃないですから、中の様子をうがかえませんわね」
真琴「いなくなった!?」
亜久里「恐らく導無を囮として攻撃するようですわ!」
めぐみ「首に回し蹴りが!」
ひめ「しゃがんだ!?」
ゆうこ「頭を下げればぶつかりません...懐かしいわ」
いおな「かかと落とし!」
はるか「わあ、痛そう!?」
みなみ「フラフラしながら立ち上がったわ」
きらら「まだやるの!?」
トワ「闘志はまだ燃えていますわ」
みらい「す、すごーい......」
リコ「諦めないの!?」
ことは「尊お兄ちゃん、大丈夫なのかなー」
いちか「な、なんですとー!?」
ひまり「隕石みたいです!?」
あおい「でっか!?」
ゆかり「くらったらひとたまりもないわね」
あきら「一撃で砕いた!?」
シエル「不思議な呼吸ね~」
はな「ぜん....集中の呼吸?」
さあや「独特な呼吸法だわ!」
ほまれ「大岩を一撃で粉砕しちゃった」
えみる「あれを生身の人間が受けたら....」
ルールー「ひとたまりもありませんね」
ひかる「庭瀬流武術!すごい!キラやば!」
ララ「....繭の方はピンピンしてるルン」
えれな「ダメージが与えられてないね」
まどか「やはり経験の差でしょうか」
ユニ「尊、死にそうよ?」
のどか「.....尊さん」
ちゆ「体のどこかしらは折れてるわね」
ひなた「大丈夫なの〜?」
アスミ「....かなり危険な状態ですね」
まなつ「尊さんが立った!」
さんご「尊さん...ボロボロだよ.....」
みのり「まだ諦めてない......」
あすか「飛んだ!?で、岩が集まってきてる!」
ローラ「これ大丈夫なの......?」

繭の右脚に岩が纏わり付き、巨大な足型の様になる!!

繭「はああああああっ!!!|堕打震岩脚《だだしんがんきゃく》!!!」

岩で出来た巨大な脚で、空から飛び蹴りを放つ!!

エナジー「....全集中...!庭瀬流奥義!|覇道砲《はどうほう》!」

エナジーナイトは、渾身の力を込めた正拳突きを放つ。

繭「ここからです!!」

そして繭の岩の足が突如、カブトムシのツノとクワガタムシのアゴを合わせた、コーカサスオオカブトの様な形状へと変化し、そして…!!

繭「やぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

繭は回転を加え、貫通力を増す!!


エナジー「.....俺は!大切な人を守るための力を得るんだッ!極光・熱照覇道大砲ッ!」

尊は、一度覇道砲を解き、かめはめ波のような形で覇道砲を放つ!

朔弥「……なかなか言うじゃねぇか…」

エナジー「オオオオオッ!」

繭「それなら…私も…!!」

繭は右脚だけだった蹴りに、左脚も加え、両脚蹴りの体勢になった。

エナジー「.....グギギッ...」

エナジーは...徐々に押されていた。

エナジー(力不足なのかッ.....!?それでも、俺は.....!」

エナジー「......例え!この両腕が消し飛んでも!例え!この体が折れても!俺の心は絶対に折れねェ!

それがこの俺、庭瀬家20代目当主、庭瀬 尊だァァァ!」

エナジーは、せめて気迫だけでも負けてはならぬと、まるで自分を鼓舞するかのように叫んだ。

繭「見事です…!なら一思いに!!やぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

ズドォォォォォォン!!!!

繭は、攻撃ごと貫くかの様に、エナジーナイトへトドメを刺した…


-

~その後~

朔弥「タケ〜、起きてるか〜?」

尊「生きてる~....で、起きてる~」

朔弥「カッコよく負けたな」

尊「.....一瞬三途の川見た」

朔弥「誰かに会えたか?」

尊「まだ生きてる父さん」

朔弥:殴っていい?なんで三途の川で生きてる親父さんに会うんだよ

尊「今ボロボロな身体なのに更に殴られたらキツいて....」



そして、尊はため息をついた。

尊「.....勝つって言ったのにボロ負けしちまったぜ...」

朔弥「タケは頑張ったよ…よく頑張った」

尊「それでも.....負けたのは悔しいぜ。.....やっぱ最近鍛えてなかったから負けたんかな....」

朔弥「多分違うと思うぞ?」

尊「そういうもんかなぁ」

朔弥「実力差があり過ぎたんだよ」

尊「ダメージらしきダメージ、与えられなかった」

朔弥「仕方ないさ…これから頑張ろうぜ」

尊「ああ。.....こういう試練や試験でいちばん怖いのが結果発表なんだよなぁ」

朔弥「受験を思い出すな」

尊「エスカレーター式じゃないのよね.....」


その時

コンコン…

ロッジの扉がノックされる。

尊「どうぞー」

ガチャ…

すると現れたのは…

謎のカカシ(CV浜田○功)「結果はっぴょぉぉぉぉぉ~~~~!!!!!!!!!!!」

謎のカカシが現れ、大音量で結果を発表したのであった…

尊「おわあああ!?」

朔弥「うるっせ!?」

鏡夜「あ、音量MAXにしてた」


カカシを抱えた鏡夜であった…

尊「鏡夜ァ!ビビらせんじゃねえよ!」

鏡夜「サーセン、ちょっと音がデカすぎたっしゅ」

朔弥「そんで、結果発表って言ってたけど…」

尊「......出せる力は全部出した....はずだ...」


すると、くす玉を吊り下げたドローンが飛んできて…


尊「.....なんか来た....」

朔弥「凝りすぎだっての」


パカ

祝・庭瀬尊くん合格!!

鏡夜「ってわけで、おめっとさんタケ」

朔弥「あのくす玉…引っ張るタイプじゃねぇんだな」

鏡夜「俺様達7人でも話し合って、アイムとサタナキアをタケに預けるって決まったぜ」

尊「.....ありがとう。アイム、サタナキア...受け取らせてもらう。...あ、あのさ、一応聞くけど、繭は....?」

朔弥「それは俺も思った」

鏡夜「あー、繭な…現在進行形で全身を全力冷却中なんだわ」

尊「....冷却.....?」

朔弥「マジか」

尊「どういうことなんだ.....?」

鏡夜「いやな、繭は力を発揮すればするほど、身体が熱を帯びてきてよ。オーバーヒートしたら、暴走モードになっちまうんだわ」

朔弥「ブルーバスターかよ~」

尊「.....暴走モードになる寸前まで戦ってたってことか」

朔弥「結構いい線いってたんだな」

尊「.....あとで見舞い行....いだだだだだだだ!?なにすんのゆかり!?」

ゆかりにつつかれ、絶叫をあげる。

ゆかり「この身体じゃしばらく動くのは無理ね」

尊「そうだ.....俺の方がヤバいんだった」

朔弥「アホくさ…んじゃ、俺は帰るな」

尊「元気になったら、朔弥の作った学食、食べるからな」

朔弥「あいよ…赤マムシでも用意しとくぜ」

尊「...赤マムシ...?マムシって食えるんだ...」

朔弥「飲み物」

尊「あ、そういうこと。...分かった。楽しみにしてる」
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