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サムライ・アラモード

スイーツの街を売りにしている街、いちご坂。

この街にある高校「いちご野高校」には3人の有名人がいる。

どんな難しいことも完璧にこなせる才色兼備の気まぐれお嬢様、琴爪ゆかり

優しく、男子よりもかっこいい姿を見せるいちご野高校の王子様的存在、剣城あきら

そして、このふたりと仲良しであり、学園最強の男と称される武道の達人、庭瀬 尊


この3人がいちご野高校の有名人であり、「S3」(ストロベリースリー)と呼ばれているのだ。


ゆかり「尊、退屈だわ....」

ゆかりは尊の腕に自分の腕を絡ませていた。

あきら「ゆかり、くっつきすぎだよ」

尊「いーんだよ。それよりもあきらもくっつけよ、俺に」

あきら「ええ!?」

ゆかり「甘やかすのは上手だけど甘えるのは下手ね」

あきら「.....うう」

尊「カッカッカッ、You、甘えちゃいなyo!ってね」

あきらも恐る恐る腕を絡ませる。恥ずかしいのか、顔を赤くしていた。


3人が働く洋菓子店・キラキラパティスリーに入り、支度を整えた。



いちか「よーし、今日も頑張りますぞ〜!」

ひまり「はいです!」

あおい「おー!」

シエル「ウィ!」

後輩の宇佐美いちか、有栖川ひまり、立神あおい、キラ星シエルも集合していた。やる気満々だ。

あきら「張り切ってるね」

ゆかり「そうね」

ペコリン「ペコリンも頑張るペコ〜!」

尊「そうだな。それじゃあ開店!」

キラキラパティスリーの営業が始まった。

様々なお客さんがやってきては様々なスイーツを買っていった。


ゆかり「ありがとうございました」

あきら「またのお越しをお待ちしています」

ゆかりとあきらが完璧な対応をしていた。


尊「こちら、いぬチョコレートとねこマカロンございます。」


お客さん「あ、あの、....お写真いいですか?」

お客さん「申し訳ございません、当店は店内の撮影は出来ないんです。」

お客さん「分かりました~....お仕事、頑張ってくださいね」

尊「ありがとうございます。ごゆっくり」

お客さんはキュンとしてしまったようだ.....

・・・

キラパティでのお仕事を終え帰宅する3人。

ゆかり「.....」(少し不機嫌)

尊「.....なんで怒ってんの?」

あきら「多分だけど、尊くんが女の子にモテモテだったから少し寂しかったのかも」

ゆかり「あきらもモテモテだったじゃないの」

あきら「う.....」

尊は不意に提案した。

尊「....2人とも、ウチ泊まってく?」

あきら「えっ!?」

ゆかり「ええ。家族に連絡してくるわね。あきらは先帰ってていいわよ」

あきら「わ、私も行くよぉ.....」

尊「はいよ」
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