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お日様ポカポカ、海は穏やか、真っ白い鯨のお船はゆっくり進んでる。
甲板では釣りをしてたり、掃除をしてたり、昼寝をしてたり、みんな思い思い楽しそう。
そんな皆を大きな体と立派な白い髭の船長さんが、優しい目でグラグラ笑いながら眺めてる。
僕もその隣で、真似してグラグラ笑ってみた。
僕はこの船が、皆が大好きだ。
「……親父さん」
こっそりそう呼んでみた声は、きっと届くことはないし、皆が僕に気づいてくれることもない。
それでも、それでも僕は皆のことが大好きだから、家族になれない、居候の僕だけど、もう少しだけここに居させて欲しいな。
小さな体は、半透明に揺らいでいた。
心音はもう聞こえない。
虐待を受けてしんでしまった幽霊ショタ君が、白ひげ海賊団の皆が羨ましくて憑いて来ちゃった。
普段はただ眺めてるだけだけど、時々寝落ちしちゃった人に毛布とか掛けてあげたり、ちょっとしたお手伝いとかしてる。所謂ポルターガイスト。だけどとっても疲れたり大変なので、簡単なことしか出来ない。
皆は幽霊ショタ君がみえたりとかしないけど、ポルターガイストとか時々なんとなーく感じるものがあって、何かいるのかな??みたいな風に思ってる人もいる。(主に親父さんと隊長メンツ)悪いものじゃないって事も分かってる。
むしろ良い奴なのでは?と好意的。時々助けてくれるし、会ってみたいな〜。
幽霊ショタ君はそんなふうに思われてること知らないし、なんなら家族でもないのに勝手に憑いてきちゃってごめんなさい。って思ってる。
死んじゃってるから家族にはなれない。
オチ的には、サッチ助けて力尽きて消えちゃう幽霊ショタ君と皆が幽霊ショタ君のお墓参りに行く感じで……