運命
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エミヤオルタの最期を看取った男主の話
元々は衛宮士郎の学生時代のクラスメイト。
ただ一成の様に友人と呼べるような関係でもなく、慎二の様に険悪なライバルという関係でもない。
ただただ本当にクラスメイト。
朝会えば挨拶するし隣の席とかグループ授業とかで一緒になれば普通に話すけど、2人で遊びに行ったりお昼にお弁当一緒に食べたりするとかはない。
同窓会とか卒業アルバム見て、そういえばこんなやつ居たな〜くらい。
エミヤ(弓)、衛宮士郎とはそれ位の関係性でモブキャラとして終わるけど、エミヤオルタとだけこの関係が生まれる。
ギャルゲーで言うところの隠しルート
例の新興宗教に家族がどハマりしたのがきっかけに、何かある種の気味の悪さを感じてどうにか家族をその新興宗教から離せないかと調べていく中で、教主である女を殺そうとするかつてのクラスメイト、エミヤの存在を知り接触をはかる。
正義のために自分の信念を曲げてまで戦おうとしているかつてのクラスメイトに、どうしようもないお節介焼きっていう呆れと、人のために自分を犠牲にしてまで1人で戦う姿に対するどうしようもない悲しさと悔しさ
そこから半ば丸め込む形でエミヤのサポート役におさまる。
「このままクラスメイト放っておくとか、目覚め悪すぎるだろ
俺も家族を助けられてお互い利害が一致するしな」
けれど結末は教主である女の悪逆を正すこともできず、クラスメイトであったはずの男は名を捨て失墜し、魔道に落ちた。
エミヤが無辜の民を殺しただけの存在になどさせてたまるものか。
だって彼は確かに、人々のために、世界のために、正義のために戦っていたことを、自分は、自分だけは知っているのだから。
「お前が人殺しだっていうなら、俺だって同罪なんだよ」
そして男は最期までそばで、その終わりを見届けた。
カルデアに召喚される場合は、エルメロイⅡ世と同じ依り代による擬似サーヴァントとして現界することになる
エミヤオルタは摩耗しているので男主のことは覚えていないけど、男主的にはそれでいいも思ってる
たぶんエミヤ(弓)も覚えてない。下手したら何十年単位で会ってないクラスメイトだから
でもなんとなーく懐かしいような見覚えがあるような感じ。でも男主くんにははぐらかされてる。
「 マスターがもし、何かを守るために何かを奪い壊すことになったなら、その時は最期まで側で見届けよう。……なーんて、マスターの周りの人らはそうなる前に全力で一緒に戦ってくれそうだけどな!」
本当に善い友人っていうのは友人が破滅する前に止めてくれる奴の事を言うんだよ。とは本人談。
けれど最期までそばにいてくれたその存在に救われた男がいたことも、また事実なのだ。