運命
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生前に李先生と交流のあった、中華系サーヴァントの男主
腕っ節が強く、だいたいのことは殴れば解決するという残念な脳筋的考え
だがしかし、暴力喧嘩は面倒なんであんまり好きじゃない
たまたまゴロツキにからまれて相手を一方的に倒してた所を李先生に目撃され、以降付きまとわれる
絶対こいつとやり合うと面倒なことになると逃げる男主VS強いヤツと戦いたいワクワク李先生の攻防
そんなやり取りが数年続く……が、男主が体調を崩し始める
「ゲッ!李書文……!!ゴホッゴホッ」
「万全で無い相手にまで吹っ掛けたりせん」
あくまでも万全の状態で男主と戦いたい李先生、そこから男主の家にちょくちょくお見舞いにくる
半年すぎても男主の体調は良くならない、それどころか益々悪くなっていく。もう布団から起きあげれないほどに……
「医者の先生が言うには、俺はもう治らんらしい。見舞いに来てもらって悪いが、相手なんて出来ないぞ……」
「何、構わんさ。それに何かのきっかけで治るやもしれんしな」
「……馬鹿だな、アンタ」
それでも1年後、男主は亡くなった。
すっかり骨と皮ばかりになってしまった男主をみて李書文は思う
何故、もう戦えない先の短い男主の元へ通ったのか。
何故、こんなにも男主に執着したのか。
胸の奥で痛むこの感情は、きっと
「あぁ、儂は主を好いていたのか」
言葉を聞くべき相手はもういやしない
「なんでサーヴァントになってまでお前と顔付き合わせなきゃならないんだよアホーーー!!」
「呵呵ッ!そう逃げるな」
サーヴァントになっても追いかける李書文と逃げる男主
李先生は生前自分が男主が生きてるうちに好きだって自覚できなかったから、基本サーヴァントになった後も好きとは口に出して言わないけど、前よりガンガンくるようになる
そんな話