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風見裕也に子供の幽霊が取り憑いてる話。
小学六年生くらいの男の子で、中学の終わりの頃に視えるようになったというか、取り憑かれてた。まったく覚えがない風見さん困惑。
こういうのは気付かないふりをした方がいいと、知らない見えないで押し通していく。
最初はお祓いとか行った方がいいんだろうか……って考えてたけど周りうろちょろするだけで特に害がないので放っておいている。
そんなこんなで数年後、公安になった風見さん。今だに少年幽霊は取り憑いたまま。
けどある日、仕事で命が危ないって時に少年幽霊に助けられる。
風見さん少年幽霊を守護霊なのか?とかちょっと好意的に思い始める。
それからまたしばらくたって、たまたま、部屋の掃除とかそんなので小学生時代のアルバムを見る風見さん。
そこに見たことのある顔。そう、隣のクラスの写真にいる少年幽霊。
そこからブワって思い出す風見さん。
少年は、いつもどこか怪我をしていて、クラスにも上手く馴染めていないようだった。
隣のクラスだからあまり関わりはなかったけれど、1度だけ図書室で1人夕方まで残っていた少年に怪我をしているからと絆創膏を貼って、それからしばらく一緒に話したことがある。
何故幽霊になったのか、今どうしているのか気になって調べる風見さん。
そして知る、少年はやはりもう死んでいることを。幽霊になって自分に取り憑いてるのだから当たり前だと言ったらそうなのだけど、それでもショックなものはショックだし、その少年幽霊の死因も酷いもので、両親からの虐待が原因だった。
良心ボッコボコになる風見さんと、そんな風見さんを心配していたオロオロする少年幽霊。
そこから風見さん、少年幽霊にお供え物したり交流を図ろうとするようになる少年幽霊が成仏出来るまでのお話。
たった1度、されどその1度優しくされた思い出が、少年幽霊にとって初めてのことで。かけがえのない大切なものだっからこそ、守護することを決めていた。