弟たちよ、かわいくあれ
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とある月曜日の午後4時のこと。
バイトのシフトも珍しく昼過ぎ上がりでかなり早めに帰宅した私は、居間で寝転んでネットサーフィン中。
そしてトントン、と誰かが2階から軽やかに降りて来る足音が聞こえたと思えば、スーッと開かれる居間の扉。
ちょうど私は背を向けているが、なんと無く雰囲気で正体は分かる。
そう、サングラスを光らせ、腕組みしながら恐らくドヤ顔付きで入り口に立っているのは――カラ松だ。
「フッ…マイスイートシスター…今日も大勢の人々がフードをエンジョイするのを手助けするのにさぞかし気を張り詰めたことだろう?さぁ、このオレに身を委ねてもいいんだぜ…?」
相変わらず何を言っているか分からないなこの子は。
「つまり?」
「……姉さんの疲れや不安をオレが癒したいと言う意味だ」
最初からそう言えばいいものの、ナルシスト次男のイミフ発言には時々困らせられるものだ。
まあ、カラ松が一体何をしたいのか分かっている上で敢えて聞いてみたんだけどね。
「……じゃあ、甘えてみようかな?」
彼は姉を自分が甘やかしているという事実を肌で感じることで、より一層輝く男である。
待ち望んだ私の言葉を聴いたカラ松は、カッコつけるのも忘れサングラスを外し目をキラキラとさせていた。
「本当か!?よし…よし、さぁ、今日はオレの太ももを使えシスター…特等席だ!」
「お、膝枕?初めてだね」
「なんなら手も貸してやろう。オレの手は温かいぜ?心の温度が手を通して伝わるタイプだからな」
「なるほど、撫でてくれるってことね」
いつもはハグをしてお互い撫でくりまわしている状態なのだが、どうやら今回は違うらしい。
カラ松はその場に正座するとポンポンと自分の膝を叩いて相変わらず目をキラキラさせている。
いや可愛いな、この子。
うん、このまま膝に頭を乗せて寛げばカラ松は『シスターを甘やかす、オレ…!』と満足するでしょう。
膝枕の状態だと手が届かないためこちらからなでなでする事ができないのが少し寂しい気もするけれど。
………………………
「どうだ? オレの膝と手は頼りになるか?」
「うん、良い寝心地と撫でられ心地〜」
オレの名はカラ松。松野家のギルティ・クールガイ。
今はオレ達を支えてくれている人物の1人、マイ・ビッグ・シスターを初めての膝枕で絶賛甘やかしている最中だ。
家事に仕事にオレ達の相手にと、彼女はあまり表には出さないが毎日どこかで癒しを求めているであろう…
そんな時にこの、オレ!
…しかし、何故だろうか。何か違和感がある。
マイシスターがオレの膝の上で身じろぐ度に肩が跳ね、動揺してしまうのは反射神経だろうか。
いつもオレが甘やかす!といえば抱擁であり、それに毎度癒されてるはずのシスター。今日はなんと無く膝枕にしてみたのだが。
そう、通常であればオレはシスターの身体を優しく抱きしめ、シスターもオレの頭を撫でまわし…
…ん?シスターもオレを撫でまわし…?
今、撫で回されて…いない!?
「…カラ松?カラ松ー…?」
はっ、ミステイク…
考え事をしていたせいで姉さんを撫でる手を止めてしまっていたらしい。
心配そうに声をかけられたが反射的に「何でもない…」と答えてしまった。
顔も見事なまでに赤くなっているのが分かる。
…Oh,どうしたんだカラ松、一体何に動揺しているんだ…?
何でもない、といいつつ謎の自問自答により一層平常心を保てないオレ。そんなオレを見上げた姉さんはくすくすと笑っている。
し、シスターに笑われた…
そしてふと、頭から伝わる柔らかくも温かい感触に再び意識を戻された。いつの間にか身体を起こした姉さんに頭を撫でられていたのだ。
「いつもありがとね、カラ松。いつも姉さんのこと考えてくれて」
「いや、オレのほうこそ……!姉さんがこうして甘えてくれるだけで心が洗われるっていうか……って……あっ!?」
「ん?どうしたの?」
…オレは気がついてしまった。
今、シスターに頭を撫でられているこの状況に「うれしい」と喜びの四文字が心を満たしていることに。
ステイステイ、やっぱりおかしい、おかしいぞ?ん〜…??
「……なんか……今甘やかされてるの、オレ?」
「うん、そうだね?」
「……オレ、甘えられてると思ってたんだけど……えっ、え?………どっちだ……!?」
1人で葛藤するオレを前に、ニコニコしながら頭に手を置いて優しく撫で続けてくれる姉さん。
そう、過去に何度も経験したことのあるこの安心感…
…オレは無意識にこれを求めてしまっていたのだろうか。
…………………
「くっ……姉さん、オレに甘えてるんだよな……!? これは“甘え”の一種だよな……!?」
「うんうん、そういうことにしておこう♡」
「ご、ごまかされた…!」
バイトのシフトも珍しく昼過ぎ上がりでかなり早めに帰宅した私は、居間で寝転んでネットサーフィン中。
そしてトントン、と誰かが2階から軽やかに降りて来る足音が聞こえたと思えば、スーッと開かれる居間の扉。
ちょうど私は背を向けているが、なんと無く雰囲気で正体は分かる。
そう、サングラスを光らせ、腕組みしながら恐らくドヤ顔付きで入り口に立っているのは――カラ松だ。
「フッ…マイスイートシスター…今日も大勢の人々がフードをエンジョイするのを手助けするのにさぞかし気を張り詰めたことだろう?さぁ、このオレに身を委ねてもいいんだぜ…?」
相変わらず何を言っているか分からないなこの子は。
「つまり?」
「……姉さんの疲れや不安をオレが癒したいと言う意味だ」
最初からそう言えばいいものの、ナルシスト次男のイミフ発言には時々困らせられるものだ。
まあ、カラ松が一体何をしたいのか分かっている上で敢えて聞いてみたんだけどね。
「……じゃあ、甘えてみようかな?」
彼は姉を自分が甘やかしているという事実を肌で感じることで、より一層輝く男である。
待ち望んだ私の言葉を聴いたカラ松は、カッコつけるのも忘れサングラスを外し目をキラキラとさせていた。
「本当か!?よし…よし、さぁ、今日はオレの太ももを使えシスター…特等席だ!」
「お、膝枕?初めてだね」
「なんなら手も貸してやろう。オレの手は温かいぜ?心の温度が手を通して伝わるタイプだからな」
「なるほど、撫でてくれるってことね」
いつもはハグをしてお互い撫でくりまわしている状態なのだが、どうやら今回は違うらしい。
カラ松はその場に正座するとポンポンと自分の膝を叩いて相変わらず目をキラキラさせている。
いや可愛いな、この子。
うん、このまま膝に頭を乗せて寛げばカラ松は『シスターを甘やかす、オレ…!』と満足するでしょう。
膝枕の状態だと手が届かないためこちらからなでなでする事ができないのが少し寂しい気もするけれど。
………………………
「どうだ? オレの膝と手は頼りになるか?」
「うん、良い寝心地と撫でられ心地〜」
オレの名はカラ松。松野家のギルティ・クールガイ。
今はオレ達を支えてくれている人物の1人、マイ・ビッグ・シスターを初めての膝枕で絶賛甘やかしている最中だ。
家事に仕事にオレ達の相手にと、彼女はあまり表には出さないが毎日どこかで癒しを求めているであろう…
そんな時にこの、オレ!
…しかし、何故だろうか。何か違和感がある。
マイシスターがオレの膝の上で身じろぐ度に肩が跳ね、動揺してしまうのは反射神経だろうか。
いつもオレが甘やかす!といえば抱擁であり、それに毎度癒されてるはずのシスター。今日はなんと無く膝枕にしてみたのだが。
そう、通常であればオレはシスターの身体を優しく抱きしめ、シスターもオレの頭を撫でまわし…
…ん?シスターもオレを撫でまわし…?
今、撫で回されて…いない!?
「…カラ松?カラ松ー…?」
はっ、ミステイク…
考え事をしていたせいで姉さんを撫でる手を止めてしまっていたらしい。
心配そうに声をかけられたが反射的に「何でもない…」と答えてしまった。
顔も見事なまでに赤くなっているのが分かる。
…Oh,どうしたんだカラ松、一体何に動揺しているんだ…?
何でもない、といいつつ謎の自問自答により一層平常心を保てないオレ。そんなオレを見上げた姉さんはくすくすと笑っている。
し、シスターに笑われた…
そしてふと、頭から伝わる柔らかくも温かい感触に再び意識を戻された。いつの間にか身体を起こした姉さんに頭を撫でられていたのだ。
「いつもありがとね、カラ松。いつも姉さんのこと考えてくれて」
「いや、オレのほうこそ……!姉さんがこうして甘えてくれるだけで心が洗われるっていうか……って……あっ!?」
「ん?どうしたの?」
…オレは気がついてしまった。
今、シスターに頭を撫でられているこの状況に「うれしい」と喜びの四文字が心を満たしていることに。
ステイステイ、やっぱりおかしい、おかしいぞ?ん〜…??
「……なんか……今甘やかされてるの、オレ?」
「うん、そうだね?」
「……オレ、甘えられてると思ってたんだけど……えっ、え?………どっちだ……!?」
1人で葛藤するオレを前に、ニコニコしながら頭に手を置いて優しく撫で続けてくれる姉さん。
そう、過去に何度も経験したことのあるこの安心感…
…オレは無意識にこれを求めてしまっていたのだろうか。
…………………
「くっ……姉さん、オレに甘えてるんだよな……!? これは“甘え”の一種だよな……!?」
「うんうん、そういうことにしておこう♡」
「ご、ごまかされた…!」
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