弟たちよ、かわいくあれ
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とある寒い夜のこと。
今日は珍しくバイトが早上がりだったため、さぁ優雅な夜を過ごそう…としたのはいいものの、時刻を見ると午後8時だった。
…なんだか微妙な時間である。このままだと家に帰るのは勿体無いし今現在かなりお腹も空いている。
「…よし、久しぶりに!こうなったら!」
と、私は今歩いている道を戻りとある場所へ向かった。
そう、おでんの香りがするあの場所へ。
………………
「あぁ〜っチビ太のおでんは美味しいねぇ、久しぶりに来て良かったよ〜」
「てやんでぃ、当たり前のこと言ってくれんじゃねぇかバーロー!」
そんなこんなで、今目の前にいる相手は幼馴染の1人、チビ太である。
彼はおでんの屋台を経営中なのだが、久しぶりに来るとこりゃもう絶品でお酒とお箸が止まらない。
「おい松子、ところでバイトの方はどうだ?あのファミレスだろ?」
「楽しいけど疲れるよー、でも大学の頃から続けてるからベテラン扱いになってるんだよねー、私凄くない?」
「もうそのままそこで就職しちまえよバーロー」
「それは嫌だよもっと責任重くなるし。もう社員並みに働いてるしー」
「…なんやかんやバカ6つ子と似てんな、そういうとこ」
いやぁ、バレたか。
今の働き方に慣れてしまって正直抜け出したくないのが本音だ。それなりに稼いでいるし。
そのまま飲みながらチビ太と色々な話をしていると、「こんばんはー」と可憐な少女の声と共に誰かが暖簾をくぐってきた。
「あれぇ?松子さん?」
「え、トト子ちゃん!」
「お、いらっしゃい!」
そう、その正体は幼馴染その2、我らがアイドルトト子ちゃんであった。
トト子ちゃんともかなり久しぶりに会えた気がする、相変わらずプロモーション完璧の超絶美少女。
昔から私も彼女の可愛さに弱い人間であった。
「トト子ちゃん久しぶりぃ!可愛いねぇ相変わらず!」
「うん知ってる!」
そういうところも可愛いねぇ〜!と顔を赤らめる私に、トト子ちゃんはニコニコ上機嫌に知ってるよ〜と返しながら椅子に腰掛けた。
「チビ太くん、大根とこんにゃくとしらたき一つずつちょうだい!」
「あいよーっ」
こうして、しばらくおでんをつつきながら3人で談笑を続けていた。
そして気がつけばお酒を飲み続ける手が止まらない。そのせいだろうか?頭がぼーっとしてきたような…
「いやぁ、久しぶりに3人で集まってさぁ〜、こんなに話聞いてもらってさぁ〜!嬉しいよぉ…」
「…おい松子、お前大分出来上がってきてんぞ」
出来上がってる?何が???
もうおでんもお酒も美味しくて何も考えられませーん。
「あっ、トト子覚えてる。確か松子さん、お酒飲みすぎるとテンション変になるんじゃなかったっけ?大丈夫なのこれ?」
「あー…だったかもな、まずいなこりゃ…」
私が幸せな気分になりながらゆらゆら体を揺らしていたら2人が何かソワソワしているような…?どうしたんだ一体、松子普通よ??幸せなだけよ??
幸せになると隣にいる可愛い可愛いトト子ちゃんにもっと触りたくなってしまって〜…
「んふふ、トト子ちゃん、ぎゅーってしていい〜?」
「え"っ、どうした急に!?!?」
「トト子ちゃーん!」
まるでガバッと効果音でも付けたのかと言わんばかりに私は勢いよくトト子ちゃんの肩に腕を回して頬をすりすり。
う〜可愛いトト子ちゃん!いい匂いするし肌も綺麗だし同じ女とは到底思えませーん!
トト子ちゃんは私の熱い抱擁を受け止めてくれてはいるが戸惑っている様子。そしてカウンター越しに驚いて固まっているチビ太。
「ちょ、チビ太くん!ヘルプ!ヘルプ!!」
「…お、おお、おい松子、水飲め!水!」
そう言ってチビ太が水を持ってこちら側へ。
チビ太…そういやチビ太の石頭ってどのくらい硬いんだっけ??
「おわぁぁーー!!何すんだバーロォォ!」
「チビ太〜!頭硬いねぇ!どうなってんの〜??」
と、気がつけば思考より先にチビ太にターゲットを変えて頭ごと抱きしめてベタベタ触りまくるという行動へ。もう正直自分でも何が何だかわからない。
一つだけ自覚しているのは久しぶりに大好きな幼馴染たちと会えたことが嬉しくてただただテンションが昂っていることだけだ。
「ちょ、松子さん、ほら水、水ぅ!」
「え〜??トト子ちゃーんからのプレゼント!」
「いやなんでもいいから早く飲んでお願いだからぁ"!」
よく分からないがいきなりトト子ちゃんにキンキンに冷えたお水を飲まされ、まるで力が抜ける様にへなへなとその場にへたり込む私。
いやぁ、一体どうしちゃったんだろう…チビ太とトト子ちゃんは。何をそんなに慌てているのだろうか。
全身をじわじわ巡る水の冷たさにまた少し気持ちよくなって意識が飛びそうになる中、ますます2人が隣であたふたしていたような気がしたが、その後のことは全く覚えていない。
………
ほんのり眩しい光が瞼を刺激する。
おもむろに目を開くと、目の前に広がっていたのは…
「知らない天井だ…」
「何言ってんのよ、我が家の松子部屋でしょ」
「母さん…?」
辺りを見渡すと確かに間違いない、ここは私の部屋の布団の上だ。母さんは少し安心したかのような表情で横たわる私の隣に座っている。
でも確か私…ついさっきまでチビ太のおでん屋行って、トト子ちゃんとも会って…久しぶりで嬉しくて…
「母さん、私なんでここにいるの?」
「チビ太くんとこで爆睡したあなたをニート達が運んでくれたのよ。後は母さんが面倒見るから先に寝るように言ったわ、もうぐっすりだと思うけど」
「あー…まじかー…」
しまった、お酒飲みすぎたなこりゃ。
昔からお酒を数杯以上飲んでしまうと身内とか親しい人にどーしても絡みたくなる癖、全然治ってない。
「母さんもごめんね、夜中なのに…」
「いいのよ、ニート達がかなり心配してたから、起きたら声かけてやってね」
そしておやすみ、と部屋を出る母さん。
私もおやすみ、と挨拶をしてそのまま見知った天井を見つめる。
…チビ太たちにも謝らないとな、おでんのお金も払ってないだろうし。
「…お酒は家以外ではほどほどにしよう…」
改めて反省。
まさに、酒は飲んでも呑まれるな、である。
今日は珍しくバイトが早上がりだったため、さぁ優雅な夜を過ごそう…としたのはいいものの、時刻を見ると午後8時だった。
…なんだか微妙な時間である。このままだと家に帰るのは勿体無いし今現在かなりお腹も空いている。
「…よし、久しぶりに!こうなったら!」
と、私は今歩いている道を戻りとある場所へ向かった。
そう、おでんの香りがするあの場所へ。
………………
「あぁ〜っチビ太のおでんは美味しいねぇ、久しぶりに来て良かったよ〜」
「てやんでぃ、当たり前のこと言ってくれんじゃねぇかバーロー!」
そんなこんなで、今目の前にいる相手は幼馴染の1人、チビ太である。
彼はおでんの屋台を経営中なのだが、久しぶりに来るとこりゃもう絶品でお酒とお箸が止まらない。
「おい松子、ところでバイトの方はどうだ?あのファミレスだろ?」
「楽しいけど疲れるよー、でも大学の頃から続けてるからベテラン扱いになってるんだよねー、私凄くない?」
「もうそのままそこで就職しちまえよバーロー」
「それは嫌だよもっと責任重くなるし。もう社員並みに働いてるしー」
「…なんやかんやバカ6つ子と似てんな、そういうとこ」
いやぁ、バレたか。
今の働き方に慣れてしまって正直抜け出したくないのが本音だ。それなりに稼いでいるし。
そのまま飲みながらチビ太と色々な話をしていると、「こんばんはー」と可憐な少女の声と共に誰かが暖簾をくぐってきた。
「あれぇ?松子さん?」
「え、トト子ちゃん!」
「お、いらっしゃい!」
そう、その正体は幼馴染その2、我らがアイドルトト子ちゃんであった。
トト子ちゃんともかなり久しぶりに会えた気がする、相変わらずプロモーション完璧の超絶美少女。
昔から私も彼女の可愛さに弱い人間であった。
「トト子ちゃん久しぶりぃ!可愛いねぇ相変わらず!」
「うん知ってる!」
そういうところも可愛いねぇ〜!と顔を赤らめる私に、トト子ちゃんはニコニコ上機嫌に知ってるよ〜と返しながら椅子に腰掛けた。
「チビ太くん、大根とこんにゃくとしらたき一つずつちょうだい!」
「あいよーっ」
こうして、しばらくおでんをつつきながら3人で談笑を続けていた。
そして気がつけばお酒を飲み続ける手が止まらない。そのせいだろうか?頭がぼーっとしてきたような…
「いやぁ、久しぶりに3人で集まってさぁ〜、こんなに話聞いてもらってさぁ〜!嬉しいよぉ…」
「…おい松子、お前大分出来上がってきてんぞ」
出来上がってる?何が???
もうおでんもお酒も美味しくて何も考えられませーん。
「あっ、トト子覚えてる。確か松子さん、お酒飲みすぎるとテンション変になるんじゃなかったっけ?大丈夫なのこれ?」
「あー…だったかもな、まずいなこりゃ…」
私が幸せな気分になりながらゆらゆら体を揺らしていたら2人が何かソワソワしているような…?どうしたんだ一体、松子普通よ??幸せなだけよ??
幸せになると隣にいる可愛い可愛いトト子ちゃんにもっと触りたくなってしまって〜…
「んふふ、トト子ちゃん、ぎゅーってしていい〜?」
「え"っ、どうした急に!?!?」
「トト子ちゃーん!」
まるでガバッと効果音でも付けたのかと言わんばかりに私は勢いよくトト子ちゃんの肩に腕を回して頬をすりすり。
う〜可愛いトト子ちゃん!いい匂いするし肌も綺麗だし同じ女とは到底思えませーん!
トト子ちゃんは私の熱い抱擁を受け止めてくれてはいるが戸惑っている様子。そしてカウンター越しに驚いて固まっているチビ太。
「ちょ、チビ太くん!ヘルプ!ヘルプ!!」
「…お、おお、おい松子、水飲め!水!」
そう言ってチビ太が水を持ってこちら側へ。
チビ太…そういやチビ太の石頭ってどのくらい硬いんだっけ??
「おわぁぁーー!!何すんだバーロォォ!」
「チビ太〜!頭硬いねぇ!どうなってんの〜??」
と、気がつけば思考より先にチビ太にターゲットを変えて頭ごと抱きしめてベタベタ触りまくるという行動へ。もう正直自分でも何が何だかわからない。
一つだけ自覚しているのは久しぶりに大好きな幼馴染たちと会えたことが嬉しくてただただテンションが昂っていることだけだ。
「ちょ、松子さん、ほら水、水ぅ!」
「え〜??トト子ちゃーんからのプレゼント!」
「いやなんでもいいから早く飲んでお願いだからぁ"!」
よく分からないがいきなりトト子ちゃんにキンキンに冷えたお水を飲まされ、まるで力が抜ける様にへなへなとその場にへたり込む私。
いやぁ、一体どうしちゃったんだろう…チビ太とトト子ちゃんは。何をそんなに慌てているのだろうか。
全身をじわじわ巡る水の冷たさにまた少し気持ちよくなって意識が飛びそうになる中、ますます2人が隣であたふたしていたような気がしたが、その後のことは全く覚えていない。
………
ほんのり眩しい光が瞼を刺激する。
おもむろに目を開くと、目の前に広がっていたのは…
「知らない天井だ…」
「何言ってんのよ、我が家の松子部屋でしょ」
「母さん…?」
辺りを見渡すと確かに間違いない、ここは私の部屋の布団の上だ。母さんは少し安心したかのような表情で横たわる私の隣に座っている。
でも確か私…ついさっきまでチビ太のおでん屋行って、トト子ちゃんとも会って…久しぶりで嬉しくて…
「母さん、私なんでここにいるの?」
「チビ太くんとこで爆睡したあなたをニート達が運んでくれたのよ。後は母さんが面倒見るから先に寝るように言ったわ、もうぐっすりだと思うけど」
「あー…まじかー…」
しまった、お酒飲みすぎたなこりゃ。
昔からお酒を数杯以上飲んでしまうと身内とか親しい人にどーしても絡みたくなる癖、全然治ってない。
「母さんもごめんね、夜中なのに…」
「いいのよ、ニート達がかなり心配してたから、起きたら声かけてやってね」
そしておやすみ、と部屋を出る母さん。
私もおやすみ、と挨拶をしてそのまま見知った天井を見つめる。
…チビ太たちにも謝らないとな、おでんのお金も払ってないだろうし。
「…お酒は家以外ではほどほどにしよう…」
改めて反省。
まさに、酒は飲んでも呑まれるな、である。
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