弟たちよ、かわいくあれ
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「でねー、私なんだけど…長女、凄く楽しいよ。昔から。大変って思ったことはたくさんあるけど、寧ろおそ松たちのお姉ちゃんで良かったなって思うことの方が多いかな」
「…ニートで童貞でも?」
「いやまぁ、心配だけど…働いて欲しいとも思うけど…でもね、この先もずっとおそ松たちと一緒に居れたらいいのに…とも思ったり。おかしいかな」
弟達がニートのままなのは良くない、でも離れるのは寂しい…
矛盾もいいところだが、これは紛れもない本音だ。
自分って相当なブラコンだなぁ、と呆れるほどである。
すると、それを静かに仰向けで聞いていたおそ松はナハハ、と声を出して笑っている。やけに嬉しそうだ。
「…そっかそっかあ〜。じゃあ俺もそうかも。姉さんから離れたくないで〜す、なんちって」
「でも私、もう少ししたらフリーターじゃなくて社会で働いているかも?お先に彼氏も見つけて結婚したり…そうなったらみんなから離れていくのは私じゃん?」
「んじゃあ一緒にニートになる?」
「それはいい。てか少しでも働く努力しなよ」
そんなこんなで話しているうちに、気が付けばお互い口数も減り、うとうとと眠気が私達を襲ってきた。
もう寝ようか、と言おうとした矢先、「待って」と突然身体の向きをゴロリと変えて私の身体に腕を回すおそ松。
…ん?なんか、力強い?
ガッチリと、まるで離さないと言わんばかりに私を抱きしめる腕の力が強いような…
先程から一体どうしたというのだ、この長男は。
バカ正直が擬人化したような弟とは言え、お酒が入ってない、またはやましい事がない状態でここまで素直に甘えて来たことは…
少ないどころか、今まで滅多になかったかもしれない。
「おそ松、ほんと今日どうしたの?珍しいじゃん」
なんとなく、おもむろに彼の身体に腕を回して同じように抱きしめてみると、私を締め付けていたおそ松の腕の力がまるで安心したかのように緩くなっていった。
「ん…なんだろ。俺って長男だけどさぁ…ちゃんと姉さんの弟なんだよ?だからトド松とかみたいにさぁ、たまには普通にべったりしてみたいなぁーって。そんだけ」
なるほどね、わざわざ一緒に寝に来た理由ってこれか。
あと甘え上手なのかなんなのか、トド松とはまた違う母性のくすぐり方をしてくるなこの人は…
でもまあ、おそ松の一味違う一面が見れるのも姉の特権だろう。
「でもおそ松、みんなの前でもひっついてくる時あるじゃん」
「あれはお金貸して欲し…じゃなくて、用があるからだよぉ」
「おい。誤魔化すな。知ってて敢えて聞いたのよこっちは」
「えー?バレてたぁ?でも何やかんや姉さんも俺に甘いよね?」
「それでもお金は簡単に借りていいもんじゃありません」
私たちは結局、この体勢のままくだらない会話をのんびりだらだらと続けていた。
どちらが先に眠りに落ちたかはお互いよく覚えていない。
……………………………………………
朝の9時だ。
朝ならではの低気温で目が覚めた。
…いや、この寒さは気温のせいではない。
「……こんのクソ長男め…」
目が覚めた私が居たのは布団から少し離れた畳の上、
そして私から居場所と毛布を奪い気持ちよさそうにスヤスヤしているのは、やはりおそ松だった。
でも夜中のデレッデレな姿が可愛かったから半分は許してやろう、半分は。
基本、こうなったおそ松は何をしても起きないことを熟知している私は、重いおそ松の身体をなんとか引き摺り隣の6つ子部屋への移動を開始。
私の部屋で寝ていることに弟達が気付いたら面倒なことになりかねないからだ。
にしても、こんなにズルズル引っ張っても表情一つ変えないから大したもんだよおそ松。
そっと6つ子部屋を開けると、案の定他の5人は揃って爆睡中だ。
左から4番目で寝ていたおそ松が抜けた分、残り5人の繰り返された寝返りによってその隙間が埋まり、微妙に端の一松側が空いていたためそこにゴロンと長男投入。
しっかり布団も被せてあげた。
夜中のことは2人の秘密にしておこう。
弟達の寝顔を一通り眺めた後、私は朝ごはんを作る母さんを手伝うため階段を降りて行った。
「…ニートで童貞でも?」
「いやまぁ、心配だけど…働いて欲しいとも思うけど…でもね、この先もずっとおそ松たちと一緒に居れたらいいのに…とも思ったり。おかしいかな」
弟達がニートのままなのは良くない、でも離れるのは寂しい…
矛盾もいいところだが、これは紛れもない本音だ。
自分って相当なブラコンだなぁ、と呆れるほどである。
すると、それを静かに仰向けで聞いていたおそ松はナハハ、と声を出して笑っている。やけに嬉しそうだ。
「…そっかそっかあ〜。じゃあ俺もそうかも。姉さんから離れたくないで〜す、なんちって」
「でも私、もう少ししたらフリーターじゃなくて社会で働いているかも?お先に彼氏も見つけて結婚したり…そうなったらみんなから離れていくのは私じゃん?」
「んじゃあ一緒にニートになる?」
「それはいい。てか少しでも働く努力しなよ」
そんなこんなで話しているうちに、気が付けばお互い口数も減り、うとうとと眠気が私達を襲ってきた。
もう寝ようか、と言おうとした矢先、「待って」と突然身体の向きをゴロリと変えて私の身体に腕を回すおそ松。
…ん?なんか、力強い?
ガッチリと、まるで離さないと言わんばかりに私を抱きしめる腕の力が強いような…
先程から一体どうしたというのだ、この長男は。
バカ正直が擬人化したような弟とは言え、お酒が入ってない、またはやましい事がない状態でここまで素直に甘えて来たことは…
少ないどころか、今まで滅多になかったかもしれない。
「おそ松、ほんと今日どうしたの?珍しいじゃん」
なんとなく、おもむろに彼の身体に腕を回して同じように抱きしめてみると、私を締め付けていたおそ松の腕の力がまるで安心したかのように緩くなっていった。
「ん…なんだろ。俺って長男だけどさぁ…ちゃんと姉さんの弟なんだよ?だからトド松とかみたいにさぁ、たまには普通にべったりしてみたいなぁーって。そんだけ」
なるほどね、わざわざ一緒に寝に来た理由ってこれか。
あと甘え上手なのかなんなのか、トド松とはまた違う母性のくすぐり方をしてくるなこの人は…
でもまあ、おそ松の一味違う一面が見れるのも姉の特権だろう。
「でもおそ松、みんなの前でもひっついてくる時あるじゃん」
「あれはお金貸して欲し…じゃなくて、用があるからだよぉ」
「おい。誤魔化すな。知ってて敢えて聞いたのよこっちは」
「えー?バレてたぁ?でも何やかんや姉さんも俺に甘いよね?」
「それでもお金は簡単に借りていいもんじゃありません」
私たちは結局、この体勢のままくだらない会話をのんびりだらだらと続けていた。
どちらが先に眠りに落ちたかはお互いよく覚えていない。
……………………………………………
朝の9時だ。
朝ならではの低気温で目が覚めた。
…いや、この寒さは気温のせいではない。
「……こんのクソ長男め…」
目が覚めた私が居たのは布団から少し離れた畳の上、
そして私から居場所と毛布を奪い気持ちよさそうにスヤスヤしているのは、やはりおそ松だった。
でも夜中のデレッデレな姿が可愛かったから半分は許してやろう、半分は。
基本、こうなったおそ松は何をしても起きないことを熟知している私は、重いおそ松の身体をなんとか引き摺り隣の6つ子部屋への移動を開始。
私の部屋で寝ていることに弟達が気付いたら面倒なことになりかねないからだ。
にしても、こんなにズルズル引っ張っても表情一つ変えないから大したもんだよおそ松。
そっと6つ子部屋を開けると、案の定他の5人は揃って爆睡中だ。
左から4番目で寝ていたおそ松が抜けた分、残り5人の繰り返された寝返りによってその隙間が埋まり、微妙に端の一松側が空いていたためそこにゴロンと長男投入。
しっかり布団も被せてあげた。
夜中のことは2人の秘密にしておこう。
弟達の寝顔を一通り眺めた後、私は朝ごはんを作る母さんを手伝うため階段を降りて行った。
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