ツンデレな君のデレが見たくてしょうがない
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「吾妻、お前……出来たじゃないか……。」
「なまえさん…」
「(すごい速さ…こいつはこれを無意識で?)噂には聞いていたが、お前は本当に強いよ。吾妻、自信を持ってくれ。私が太鼓判を押してやる。」
「あの…真剣な話してもらってるとこ悪いんだけど…俺…気絶してもいい?あああああ後からなんか恐怖が……。」
そのあと俺は宣言通り気絶した。
善逸
じいちゃん?
善逸
違う。女の子の声だ。
善逸!!
頼むから…
ああ…そうだ。
あの人だ。
「善逸!」
「ん、」
あ、俺本当に気絶したのか。
気絶してる時の俺、あんなんやってたの!?体が覚えててくれて助かったよ!!!ほんとに!!!体力ほとんど持ってかれたよ!!!!
でもなんか頭がふわふわ…柔らかくて…いい匂い…
「ぜ…吾妻!よかった…急に気絶してくれるな。」
「膝、まく、ら?」
うっひょおおおおおおお!!!!
柔らか!!!いい匂い!!!!
しかもしかもしかもなまえさんのひ・ざ・ま・く・ら!!!!!!!!!!!!
「言うな。…頼むから。」
「俺の名前…ずっと呼んでくれてました?」
俺は耳がいいから。
聞こえちゃってたんだよね。
なんかもう顔真っ赤だしいじめたくなるじゃん。ちょっと普段のキツい稽古の仕返しのつもりでさ。
「わ…わ…忘れてくれ。お前が気絶するから…柄にもなく焦った…。勘弁してくれ…私を庇って吾妻が死にでもしたら…私は……」
「私は…?」
傍にあったなまえさんの手をきゅっと握ったら、ビクッと身体を震わせて。
あ、俺色んな意味でこれまずい。
「か、悲しい…。…悲しいし、申し訳がたたない…私1人、生きていくのが辛く、なる…」
ちょっとだけごめん。
柱だし。俺と全然立場違うし。
でも許して。
膝枕から起き上がり、優しくなまえさんを腕の中に。
「俺、強くなるよ。強くなるからさ…頑張ってなまえさん守れるくらい。」
腕の中の彼女は
約束だぞ?
と口調はいつもと変わらないけど、
弱々しく、それはもう年相応の女の子のように言って俺の背中に手を回した。