ツンデレな君のデレが見たくてしょうがない
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「この辺りだと思うんだがな。」
勇敢にも獣道を先に割って入って進むなまえさん。
情けないなぁ…俺。
気になってる人の後ろで震えながら着いていくなんて。いや、でもだって怖いじゃん。俺弱いし。
ガサッ!!!
「ひいいいいいいっっっっ!!!出たあぁぁぁぁつつつつ!!!」
「うるさい!野うさぎだろう!」
「あ、ホントだ。お前驚かさないでくれよぉぉぉ…」
「私は吾妻の声に驚いたぞ…今日は吾妻の為の任務なんだ。頼むからしっかりしてくれ…」
へ?俺のため?
俺のための任務って何?意味わかんない。
「どういうことですか?」
「お前自身は気付いていないようだが、吾妻は強い。ただ、意識を手放すまでそれが出来ないのでは意味がないんだよ。鬼は待っちゃくれない。」
私は……お前に生きていて欲しいんだ、吾妻。
「へっ?」
途端に口元を隠してしまった!!!みたいな顔されても…。いや、顔真っ赤ですよ?隠れてない部分とか耳とか。なにそれなにそれ、待って。そんなこと言われてそんな顔されたら…俺調子に乗っちゃうじゃん、期待しちゃうじゃん!!!うるせええええ!!!俺の心臓だかなまえさんの心臓の音だか分からんけどもうすごい!
音…?
不意に意識が耳にいって本当によかった。
「なまえさん!伏せて!!!」
「なっ!?」
瞬時に彼女の頭を抱え体勢を低くする。
意識を手放してる余裕なんてない
俺がやらなきゃ
間に合わない
吾妻は強い。
私はお前に生きていて欲しいんだ、吾妻。
俺も
俺もあなたには生きていて欲しい。
雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 神速