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廃墟とも心霊スポットとも呼ばれるそこに、男の姿が現れた。
ゆらりと暗闇から姿を表したそれは、顔を両手で隠していた。
「…」
何やらぶつぶつと手の中で呟いている。
「…やりすぎた」
ややあって暫く続けた後、それをポツリと吐いては覆っていた手を退けた。
「でもこれだけやれば鈍感なナマエさんでもわかるでしょう?」
気恥ずかしくてバツが悪い、顔色が白すぎてわかりにくいが表情からは照れているとみえる。
「うわー!何だか恥ずかしくなってきましたよ!?」
一人でコロコロ表情を変えては悶絶し、先程感じた温かく柔らかな体感を思い出しては、少しいやらしい気持ちになった事を更に恥じた。
「どんな顔して出迎えればいいんでしょうかね…」
自分が招いた事なのにと付けたし、男は闇に消えていった。
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