献花
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「二度とここへ来ない事、ですかね」
「え?」
「うん、それがいい。二度目はもっと歳をとってからくるといいですよ」
「あの、ちょっと意味が分からないんですが…」
「まあまあ。私の言う事を聞いて助かったのならそうして下さい。それでもどうしても何かしたいというなら…」
その時、店の奥から何かのうめき声が聞こえて来た。反射的に奥を覗こうとしたのだけど、私の前をすばやく男の人が塞ぎ、そしてまたにっこりと笑って、まるで誤魔化すみたいに私を店の扉まで押していったの。
「お店の前にお花を供えて下さいな。それが一番嬉しいですから」
「お花、ですか?」
「ええ。さ、早くお行きなさい。もう店に入っちゃだめですよ」
店の扉の外へと歩かされ、最後に振り向くとゆっくりと閉まる扉の隙間からタキシードの男の人は笑ってた。笑ってたその後ろ、私は見たの。
血まみれで倒れ、こっちを睨みつけているのあの男を…
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