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信じる人のお話

神様は北からやってくる。

私たちは神様と共に暮らす。

沢山の禁忌と隣り合わせだけどそれによって体にマナが満ちるんだ。

だから豚を担いで火山を通っちゃいけない。
火の神様が怒っちゃう。

西の山に火を持っていっちゃいけない。
氷の神様と火の神様が喧嘩を始めちゃうから。

喧嘩を始めたら大変なんだ。

みんな

みんな

死んじゃう。

だから私たちは毎日祈る。

津波でみんな死ぬ、噴火でみんな死ぬ、飢餓でみんな死ぬ。
だから私たちは祈る。死なないために祈る。
祈ったのに死んだならそれは仕方ない。

だってそれは神様のせいだから

私たちは

悪くない。


神様が北からやってきた。

だから私たちは喜んだ。

神様が帰ってきたんだから。

殺そう、殺そう。

神様が来てからいっぱい死んだ。神様のせいなんだ。

だから殺そう、殺そう。

私たちは神様を信じてる。
私たちは信仰と共に暮らしている。

だから

殺そう。





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1760年、キャプテンクックはついに太平洋の島々を制覇した。
これによりたくさんの交易が開け、
たくさんの植民地が手に入り、
そしてたくさんの奴隷が手にはいる。
まさに英雄だ。コロンブスなんて目じゃない。

原住民たちは大層わたしたちを喜んで迎え入れてくれた。
未開の蛮族、裸の野蛮人どもめ。主の名すら知らない怪しい獣たちに傅かれているがこれがなかなか悪くない。

どんどん貢物を持ってこい。
どんどん女を連れてこい。
どんどん肉を持ってこい。

ここを経由地点にするのも悪くない。

もしも船に不備ができたらここに立ち寄ることにしよう。
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