4話
事の顛末を卯月さんに明かせば盛大に笑われた。かなりツボったようで、くまちゃんの顔を見る度に爆笑してる。こんな調子だとしばらくは会話も成り立たない。卯月さんは案外、笑いのツボが浅い。
彼とは週に2、3度会う仲になっている。くまちゃんと部屋を訪れて、料理を教えてもらって一緒にご飯を共にする。卯月さんもくまちゃんを可愛がってくれて、たまに玩具を買ってきてはくまちゃんと遊んでる。くまちゃんも彼に懐いていて、私との散歩より卯月さんとの再会を楽しみにしてるくらいだ。
とにかく今は、くまちゃんの顔を綺麗にしないと。マジックペンの汚れ落としはなかなかに苦労する。ハンカチで拭いてみるけどなかなか文字は消えてくれない。かなり薄くなってきたとはいえ、まだ黒い染みが残ってる。
定期的に通ってるトリミングサロンで、様々なケアを施してもらっているくまちゃんは、ふわふわでもふもふな白い被毛が自慢なのに。その綺麗な純白を、こんな悪質なイタズラで汚されたんだ。飼い主としては黙っていられない。
「もう……、ちょっと濡らしてくる」
キッチンに赴き、お湯でハンカチを濡らす。水性マジックみたいだし、ぬるま湯で拭けば落ちるかもしれない。そんな希望を抱いてくまちゃんの元に戻れば、卯月さんがくまちゃんに構っている様子が見えた。その大きな背中は何だか、怪しい動きをしてる。
「卯月さん、何してるの?」
「朝霧、これ見て」
「?」
彼とは週に2、3度会う仲になっている。くまちゃんと部屋を訪れて、料理を教えてもらって一緒にご飯を共にする。卯月さんもくまちゃんを可愛がってくれて、たまに玩具を買ってきてはくまちゃんと遊んでる。くまちゃんも彼に懐いていて、私との散歩より卯月さんとの再会を楽しみにしてるくらいだ。
とにかく今は、くまちゃんの顔を綺麗にしないと。マジックペンの汚れ落としはなかなかに苦労する。ハンカチで拭いてみるけどなかなか文字は消えてくれない。かなり薄くなってきたとはいえ、まだ黒い染みが残ってる。
定期的に通ってるトリミングサロンで、様々なケアを施してもらっているくまちゃんは、ふわふわでもふもふな白い被毛が自慢なのに。その綺麗な純白を、こんな悪質なイタズラで汚されたんだ。飼い主としては黙っていられない。
「もう……、ちょっと濡らしてくる」
キッチンに赴き、お湯でハンカチを濡らす。水性マジックみたいだし、ぬるま湯で拭けば落ちるかもしれない。そんな希望を抱いてくまちゃんの元に戻れば、卯月さんがくまちゃんに構っている様子が見えた。その大きな背中は何だか、怪しい動きをしてる。
「卯月さん、何してるの?」
「朝霧、これ見て」
「?」