3話
「いただきまーす!」
互いに手を合わせた後、早速レンゲでチャーハンを掬う。香ばしいニンニクと醤油ベースの風味が鼻腔を掠める。パラパラとした米粒は油分をまとっているけれど、決して重たくはない。チャーシューも文句なしの絶品だし、一口食べたらもう止まらなくなった。
ドックフードを頬張っていたくまちゃんも、芳ばしい匂いに釣られて駆け寄ってくる。ぴょんぴょん跳ねながら必死で私の膝に乗ろうとする。よいしょ、と抱きかかえると、興味津々といった様子でお皿を覗き込んできた。
「わうっ」
くまちゃんが催促するように尻尾をパタパタと振る。可愛いけれど、さすがに人間のご飯を与えることはできないから我慢。
「肉が嫌いなわけじゃないんだろ?」
「うん」
「今はまだ若いからいいけど。バランスよくメシ食わないと、そのうちガタがくるぞ」
卯月先生による栄養管理の授業はまだ続いていたらしい。正直言ってすごく刺さる。けれど卯月さん好みの女になるためには、まず食生活を見直す必要があるみたい。
「わかった……お肉も食べます」
とろとろのチャーシューに舌鼓を打っていたら、小さく笑われた。
「ほんと素直だな」
「?」
「朝霧、料理できんの?」
「できない……」
「じゃあ家に来い」
「え」
突然の誘いに目を丸くする。意味が飲み込めなくてレンゲを持つ手が止まってしまった。私が呆けてる間も、卯月さんは平然とした顔でチャーハンを掬って食べている。
「え? 同棲するってこと?」
「なんでそうなる。たまにご飯食べに来いっつってんの」
「ごはん?」
互いに手を合わせた後、早速レンゲでチャーハンを掬う。香ばしいニンニクと醤油ベースの風味が鼻腔を掠める。パラパラとした米粒は油分をまとっているけれど、決して重たくはない。チャーシューも文句なしの絶品だし、一口食べたらもう止まらなくなった。
ドックフードを頬張っていたくまちゃんも、芳ばしい匂いに釣られて駆け寄ってくる。ぴょんぴょん跳ねながら必死で私の膝に乗ろうとする。よいしょ、と抱きかかえると、興味津々といった様子でお皿を覗き込んできた。
「わうっ」
くまちゃんが催促するように尻尾をパタパタと振る。可愛いけれど、さすがに人間のご飯を与えることはできないから我慢。
「肉が嫌いなわけじゃないんだろ?」
「うん」
「今はまだ若いからいいけど。バランスよくメシ食わないと、そのうちガタがくるぞ」
卯月先生による栄養管理の授業はまだ続いていたらしい。正直言ってすごく刺さる。けれど卯月さん好みの女になるためには、まず食生活を見直す必要があるみたい。
「わかった……お肉も食べます」
とろとろのチャーシューに舌鼓を打っていたら、小さく笑われた。
「ほんと素直だな」
「?」
「朝霧、料理できんの?」
「できない……」
「じゃあ家に来い」
「え」
突然の誘いに目を丸くする。意味が飲み込めなくてレンゲを持つ手が止まってしまった。私が呆けてる間も、卯月さんは平然とした顔でチャーハンを掬って食べている。
「え? 同棲するってこと?」
「なんでそうなる。たまにご飯食べに来いっつってんの」
「ごはん?」