3話
痛いところを突かれた。反論する資格もない。
私の心中なんてお構いなしで、無邪気にはしゃいでるくまちゃんがとても可愛い。可愛いだけに胸が痛い。ごめんねくまちゃん、私は飼い主失格だ……。
「何へこんでんだよ」
「その通り過ぎて何も言えなくなってます」
「ははっ」
皮肉げに笑った卯月さんがベンチに腰掛ける。くまちゃんが楽しそうに遊んでいるのを眺めつつ、彼は自分のスマホをチェックし始めた。
私も同じように隣に座り、草むらの向こうで跳ね回るくまちゃんを見守る。頬を撫でる風が心地よくて、この空間だけ時間がゆっくりと流れている気がする。
「今日休み?」
「うん。夜からバイト入ってるけど。卯月さんはどうしたの?」
「散歩がてらに買い物。近くのスーパーに行く」
「何買うの?」
「チャーハンの材料。卵切らしててさ」
料理上手な卯月さんお手製のチャーハンなんて絶対美味しいに決まってる。想像したらお腹がグゥとなった。その音が卯月さんの耳にも届いたらしく、くすりと笑われてしまう。
「食べたいのか?」
「たべたい」
「じゃあ来れば」
「部屋に?」
「うん」
あっさりした会話のやり取りで、2度目の訪問が決定した。でもくまちゃんはどうしよう。卯月さんの所に連れていけないから、一度アパートに戻らないと。そう考えていたら、卯月さんがベンチから腰を上げた。
「じゃあ行くか」
「あの……」
「あ?」
「くまちゃんをアパートに帰してから行こうかなって」
「俺んとこ、ペット可のマンションだから。連れてきていいよ」
私の心中なんてお構いなしで、無邪気にはしゃいでるくまちゃんがとても可愛い。可愛いだけに胸が痛い。ごめんねくまちゃん、私は飼い主失格だ……。
「何へこんでんだよ」
「その通り過ぎて何も言えなくなってます」
「ははっ」
皮肉げに笑った卯月さんがベンチに腰掛ける。くまちゃんが楽しそうに遊んでいるのを眺めつつ、彼は自分のスマホをチェックし始めた。
私も同じように隣に座り、草むらの向こうで跳ね回るくまちゃんを見守る。頬を撫でる風が心地よくて、この空間だけ時間がゆっくりと流れている気がする。
「今日休み?」
「うん。夜からバイト入ってるけど。卯月さんはどうしたの?」
「散歩がてらに買い物。近くのスーパーに行く」
「何買うの?」
「チャーハンの材料。卵切らしててさ」
料理上手な卯月さんお手製のチャーハンなんて絶対美味しいに決まってる。想像したらお腹がグゥとなった。その音が卯月さんの耳にも届いたらしく、くすりと笑われてしまう。
「食べたいのか?」
「たべたい」
「じゃあ来れば」
「部屋に?」
「うん」
あっさりした会話のやり取りで、2度目の訪問が決定した。でもくまちゃんはどうしよう。卯月さんの所に連れていけないから、一度アパートに戻らないと。そう考えていたら、卯月さんがベンチから腰を上げた。
「じゃあ行くか」
「あの……」
「あ?」
「くまちゃんをアパートに帰してから行こうかなって」
「俺んとこ、ペット可のマンションだから。連れてきていいよ」