2話
・・・
卯月さんは料理に関しては相当手練れているようで。淡々と野菜を切り、色んな調味料を自分量で混ぜ合わせ、フライパンや鍋を駆使して豪快に焼いていく。
キッチンはIHとコンロの両方があって(ハイブリットコンロってやつ?)作る物によって使い分けているみたい。炒め物とか焼き物は直火向きで、煮込み料理とかはIHを使用するのだとか。
お手伝い要員と化した私は、彼から指示を貰いながらちょこまかと動いている。水切りしたり、塩を足したり混ぜたり、やってる事は小学生でもできるような簡単なこと。でも、2人で作業分担しながら進める調理はなんだか新鮮で楽しい。
フライパンの中で具材が踊る。ジュージューという音と共に、ケチャップの甘酸っぱい香りがキッチン全体に広がる。
彼の手際は実にスムーズで迷いがない。昔から料理をしていたのかもしれない。
「高校を卒業してから、すぐ地元の会社に就職したんだ」
パスタとソースを丁寧に絡めながら卯月さんが口を開いた。
「地元ってどこですか?」
「隣の県。ここから電車で1時間半くらい」
「こっちに引っ越してきたの?」
「2年前にな。本社異動になったタイミングで」
卯月さんは自身のことを色々教えてくれた。年齢は25歳で、広告代理店に勤めている営業社員なこと。家族構成は5人で、妹さんと弟くんがいること。実家は小さな料亭旅館を営んでいること。小さい頃から厨房の手伝いをしていたこともあって、料理に関してはお手の物らしい。なるほどなあ、と納得しつつ、料亭の息子さんだったことには驚いた。卯月さんから漂う洗練された雰囲気は育った環境によるものなのかもしれない。
卯月さんは料理に関しては相当手練れているようで。淡々と野菜を切り、色んな調味料を自分量で混ぜ合わせ、フライパンや鍋を駆使して豪快に焼いていく。
キッチンはIHとコンロの両方があって(ハイブリットコンロってやつ?)作る物によって使い分けているみたい。炒め物とか焼き物は直火向きで、煮込み料理とかはIHを使用するのだとか。
お手伝い要員と化した私は、彼から指示を貰いながらちょこまかと動いている。水切りしたり、塩を足したり混ぜたり、やってる事は小学生でもできるような簡単なこと。でも、2人で作業分担しながら進める調理はなんだか新鮮で楽しい。
フライパンの中で具材が踊る。ジュージューという音と共に、ケチャップの甘酸っぱい香りがキッチン全体に広がる。
彼の手際は実にスムーズで迷いがない。昔から料理をしていたのかもしれない。
「高校を卒業してから、すぐ地元の会社に就職したんだ」
パスタとソースを丁寧に絡めながら卯月さんが口を開いた。
「地元ってどこですか?」
「隣の県。ここから電車で1時間半くらい」
「こっちに引っ越してきたの?」
「2年前にな。本社異動になったタイミングで」
卯月さんは自身のことを色々教えてくれた。年齢は25歳で、広告代理店に勤めている営業社員なこと。家族構成は5人で、妹さんと弟くんがいること。実家は小さな料亭旅館を営んでいること。小さい頃から厨房の手伝いをしていたこともあって、料理に関してはお手の物らしい。なるほどなあ、と納得しつつ、料亭の息子さんだったことには驚いた。卯月さんから漂う洗練された雰囲気は育った環境によるものなのかもしれない。