REBORN!

「トリックオアトリートー」
「なんのつもりだ?」

「呪文ですよー。これさえ唱えればお菓子が分捕りたい放題の最高の呪文ですから。今日一日限定ですけど」
「ほう、今日はハロウィンだったか」
「て言うか、まずこの仮装に驚かない所がなんかムカつくんですけど」
「林檎からカボチャに変わった程度の事では、私は驚きはしない」
「うわー、ヴェル公がそんな反応じゃまた師匠にミーが嫌みを言われるじゃないですかー」
「私を驚かせる対象にしたのは間違いだったな」
「もーいいですよ。犬兄さんでも驚かせてきますから」

ふて腐れながら部屋を出ようとしたフランは思い出したように振り返った。


「ああ、そう言えばヴェル公に悪戯するのを忘れてました」
「…………」
「おいおいヴェル公、ミーの言葉を完璧にスルーですか?」

これだから赤ん坊はと言いたげにフランはわざとらしくため息をつき、ヴェルデへと近づいた。
そのまま、完璧に無視をし続けるヴェルデの前へとまわり、パソコンを奪い取った。

「何をする!」
「前々から思ってたんですけど、パソコンばっかり見てると目を悪くしますよー」
「返せ! フラン!!」
「じゃあお菓子を持ってきてくださーい。あ、出来れば骸師匠が食べてるチョコとかがいいですねー。なにしろトリックオアトリートですから、悪戯されたくなければお菓子をくださーい」



条件式
「何処が『or』だ! 悪戯をしている時点で『and』ではないか!!」
「まーまー、そう言わずに」


end
(2012/04/20)
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