断片話
◆貰った服
(カワサキ受け)
「カワサキ。お前いつそんな高い服買った?」
そもそも、そんな高い服を買えるのかといった調子でフクメンは首を傾げた。
問いかけに対し、一瞬黙ってからカワサキは口を開いた。
「……プレゼントされましたISETAMAの社長に」
「プレゼントって……お前ッ、それいくら分かってるよな?」
「言わないでくださいよ先輩! オレ朝から動悸抑えながら着たんすよ!?」
「動悸するほどのやつなら、別に着てこなくてもいいんじゃないか?」
「悲しい顔されんのが何か嫌なんすよ! この前いつものスーツで会った時スゲー落ち込まれたんです!」
「だからってなぁ……」
何も総合計で40万近くする服装を、義理で着る必要は無いのではとフクメンは呆れた。
「しかも時計は20万ぐらいするやつかよ」
「金額言わないで下さいよ! 意識すると動悸がするんすから!?」
(2014/06/02)
(カワサキ受け)
「カワサキ。お前いつそんな高い服買った?」
そもそも、そんな高い服を買えるのかといった調子でフクメンは首を傾げた。
問いかけに対し、一瞬黙ってからカワサキは口を開いた。
「……プレゼントされましたISETAMAの社長に」
「プレゼントって……お前ッ、それいくら分かってるよな?」
「言わないでくださいよ先輩! オレ朝から動悸抑えながら着たんすよ!?」
「動悸するほどのやつなら、別に着てこなくてもいいんじゃないか?」
「悲しい顔されんのが何か嫌なんすよ! この前いつものスーツで会った時スゲー落ち込まれたんです!」
「だからってなぁ……」
何も総合計で40万近くする服装を、義理で着る必要は無いのではとフクメンは呆れた。
「しかも時計は20万ぐらいするやつかよ」
「金額言わないで下さいよ! 意識すると動悸がするんすから!?」
(2014/06/02)