黒右京
◆カイト+黒右京
「ナンバーズの抜けた魂に用はない」
「それなら早く去ればいい。危害を加える気がないのなら私は何もしない」
ゆるやかに笑みを浮かべる相手。
狂気の混ざったその目に、カイトは一層顔を険しくした。
「ナンバーズに取り付かれて出来た人格が、何故いまだに存在する」
「その質問に対する答えはない」
「そんな言葉で済まされるか」
苛立たしげに吐き捨てるように言うカイト。
その様子に相手は肩をすくめた。
「私も不本意だ。不完全な存在として自分がいる事には」
「ならば消えていけ」
フォトンチェンジをしながらカイトは目の前の相手を鋭く睨んだ。
刺すような視線を甘んじて受けながら、相手はゆっくりとした動作でD・ゲイザーを付けた。
「遣ってみればいい、私は消える積りはない」
(2011/07/17)
「ナンバーズの抜けた魂に用はない」
「それなら早く去ればいい。危害を加える気がないのなら私は何もしない」
ゆるやかに笑みを浮かべる相手。
狂気の混ざったその目に、カイトは一層顔を険しくした。
「ナンバーズに取り付かれて出来た人格が、何故いまだに存在する」
「その質問に対する答えはない」
「そんな言葉で済まされるか」
苛立たしげに吐き捨てるように言うカイト。
その様子に相手は肩をすくめた。
「私も不本意だ。不完全な存在として自分がいる事には」
「ならば消えていけ」
フォトンチェンジをしながらカイトは目の前の相手を鋭く睨んだ。
刺すような視線を甘んじて受けながら、相手はゆっくりとした動作でD・ゲイザーを付けた。
「遣ってみればいい、私は消える積りはない」
(2011/07/17)