萌語り

◆考え方は色々と?
(Mr.ハートランド×右京)

バグマンのコードを完成させる為にプログラムを作るよりも前に、許可を取りに行っていたら、右京先生がMr.ハートランドに会っていた可能性もあるのかと。
それから、許可を取りに行っても相手にされずに許可が下りなかったか、「ファンタスティックでとても良いですね!」と共感してもらえたと期待したら結局ていよく断られたか、忘れ去られたか。
バグマンのコードは完全にはならなかった、と落ち込む右京先生。
そんな時に、No.34を手に入れて、理解されないならいっそ自分の手で街を変えようかと、元の願いより歪んだものに変わっていったとか。
もしくは、二重人格的に、表では許可は下りなかったけど、何とか建物の明りだけつけるプログラムを作ってみようかと思い直し、裏では街を完璧にするためのプログラムを表のプログラムに組み込もうとしているとか。
または、プログラムが一朝一夕で出来なさそうな気もするので、ナンバーズがばら撒かれるずっと前から建物の明りをつける為に右京先生は準備していて、後は試すだけの状態の時に、No.34を手に入れてしまったとか。
どれにしても、ウイルス爆弾で遊馬のお姉さんに倒されたのがナンバーズに取り付かれていた時に作った街を混乱させるプログラムで、建物の明りをつけるための基礎プログラムは単独で作られていた、とかだったら何となく遊馬のお姉さんが倒したものの説明がつくのかな?

後、Mr.ハートランド、片耳ピアスしてたよね、たしか?
Dr.フェイカーとお揃いのつもり? それとも、そっち系?
Mr.ハートランドが思いっきりそっち系だったら、右京先生が許可を取りに行っていたらまさしくカモネギ状態、飛んで火に入る夏の虫!? と少し滾ったので、



「許可をしてあげても構いませんよ、Mr.北野。取引に応じて頂くのが前提の話ではありますが」

にこやかに告げてくるハートランドは軽く右京の髪を指でよけ、黒縁の眼鏡を外した。

「何を…?」
「貴方の眼はとても綺麗ですね、Mr.北野」



と言う感じの、Mr.ハートランド×右京先生の裏小説もありかな、と一瞬考えてしまった。
取引後に結局許可はしないMr.ハートランドとかゲスの極みな上に、右京先生があんまりにも可哀そう。


(2011/08/08)
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