断片話
◆宣言
(遊馬+等々力)
「委員長って、裏表激しいタイプだよな」
「は?」
勉強会と銘打った、ただの雑談会になった集まり。
隣のテーブルで小鳥達がお喋りを続ける中。
遊馬は意味を捉えかねた等々力へと言葉を付け足した。
「先生の事になると急に怖くなるから」
「遊馬君……くだらない事を疑問に思う時間があるなら、問題の1つでも解いたらどうですか?」
「そんなに右京先生独占したいのかよ委員長?」
「意味がわかりませんね」
くだらない時間だったとばかりに手元にある問題へと視線を落とす等々力。
意味を分かっていながら話を打ち切ろうとする相手に遊馬はさして気にした様子も無く話を続けた。
「先生独り占めしていいのって委員長だけじゃないと思うんだ」
「……それは僕に対する宣戦布告か何かですか、遊馬君?」
「俺だってやろうと思えば独り占めする権利ぐらいあると思うんだって話」
(2011/10/01)
(遊馬+等々力)
「委員長って、裏表激しいタイプだよな」
「は?」
勉強会と銘打った、ただの雑談会になった集まり。
隣のテーブルで小鳥達がお喋りを続ける中。
遊馬は意味を捉えかねた等々力へと言葉を付け足した。
「先生の事になると急に怖くなるから」
「遊馬君……くだらない事を疑問に思う時間があるなら、問題の1つでも解いたらどうですか?」
「そんなに右京先生独占したいのかよ委員長?」
「意味がわかりませんね」
くだらない時間だったとばかりに手元にある問題へと視線を落とす等々力。
意味を分かっていながら話を打ち切ろうとする相手に遊馬はさして気にした様子も無く話を続けた。
「先生独り占めしていいのって委員長だけじゃないと思うんだ」
「……それは僕に対する宣戦布告か何かですか、遊馬君?」
「俺だってやろうと思えば独り占めする権利ぐらいあると思うんだって話」
(2011/10/01)