右京先生受け


(遊馬×右京)


「……遊馬。先生は遊馬のチャレンジ精神はとても評価してる」


だけど、と続く言葉は途切れた。
自分の手元にある紙を眺め、悲しくなる気持ちを抑えて遊馬を見た。


「どうして、数学で赤点をとるんだろうね」


私の事が嫌いなのかい、と言いたくなるほどの成績。
遊馬へとテスト用紙を返却しながら言葉を続けた。


「せめて日常点で赤点を脱出させてあげたかったけどね。居眠りばかりだと点数はあげられないんだ」
「先生、じゃあ……」
「補習決定だ、遊馬」


「か……かっとビングだぜ、俺……」


end
旧:拍手文
(2011/08/21~08/26)
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