右京先生受け


(等々力×右京)


「委員長。無理はしなくていいんだ」

急に言われた言葉に等々力は目を丸くした。


「先生?」
「手伝いをしてもらうのはとても助かるけど、無理はしなくて良いんだよ?」
「え……」

教材運びの手伝いをしようとしただけで、何故そこまで心配されるのかと首を傾げた。


「クラスの委員長として頑張るのは、ほどほどでも構わないから」
「あの、右京先生」

どうやら勘違いがあるらしい、と判断しながら等々力は言葉を続けた。



「僕は先生の手伝いができるのが嬉しくて遣っているんですけど」


驚いた様子の右京に、やっぱり伝わってなかったと等々力は改めて思った。


end
旧:拍手文
(2011/08/21~08/26)
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