萌語り:ハデ始

◆ネクタイ
(ハデ始)

撮影現場ネタ。
15巻書店特典のお着換えでネクタイ姿が多かったので。

始皇帝のネクタイを結んでやるハデスとか。
ただ、正面からでは自分のを結ぶのとは少々勝手が違ったため。
後ろから抱き込むように身を寄せて始皇帝へと結び方の説明を施していたら。
神と人の距離の近さを前に、ラブラブっぷりが凄いっス…!!とゲルが思ったり。

その後。
ハデスの方がネクタイを付ける頻度が高いと知った始皇帝が。
休憩時間中に戦乙女へとネクタイに関して訊きに行き。

撮影再開時。
「屈むがよい冥界の王よ、次は朕が其方のを付けてやろう」と言い出し。

休憩中に戦乙女達へと始皇帝がネクタイに関し問いに行ったのは知っていたが。
まさかネクタイの結び方を習いに行っていたのかと意外に思いながらも感心し。
それほどに自信があるならば任せるのも吝かではないと屈んでやった冥王は。
ワンタッチ式のネクタイを付けられたとか。

善意100%な人の王が爽やかな笑みで。
「これならば結ばなくてもよいだろう?」と言ってくるので。
この短時間でよくワンタッチ式の物を用意できたものだと思う部分と。
新婚者がするようなシチュエーションを無に帰された肩透かし感。
その他諸々がないまぜとなり、とても複雑な思いをする冥界の王。


(2022/07/09)
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