萌語り:ハデ始

◆撮影現場ネタ
(ハデ始)

14巻表紙の撮影現場で、低みの見物してる始皇帝とか。
監修のブリュンヒルデとゲルによって都度チェックが入り。
だいたいリテイク出されるのがハデスの方ばかりな撮影現場。
屈み方が甘いと上が見切れる、屈み過ぎたら視線が始皇帝の胸。

度重なるリテイクでさすがに屈み続けるのも疲れてきた冥界の王。
そもそも余と人の王の身長差を考えよと真っ当な苦言をていし。
ようやく始皇帝の方に踏み台が用意されたが。

立ち位置が一段高くなったことで始皇帝がふんすと得意満面な笑みになり。
若干ブチ切れそうになったハデスにより、今度は顔が凶悪的過ぎます!とリテイクが入った。

そうこうしてる間に、とっくの昔に表紙撮影が終わってる筋肉ムキムキなゼウスが来て。
まだまだ撮影の真っただ中と分かりながら、しゅばっ!と亜光速でハデスの背後に行き。
「そっちの撮影は終わったかのうv」とキャピキャピギャル風に冗談交じりに長兄の背をちょんと押し。
地上界で例えるならトラックにはねられたレベルの衝撃が不意打ちで来たことにより。
始皇帝の胸に顔からダイブしたハデスとか。

ラッキースケベの発生。
バイデントが突き刺さって甚大な被害が出る床。
倒れ込むのだけは根性で回避し始皇帝を腕に抱いたハデス。
いきなり冥界の王が胸に突っ込んできたのでビックリした始皇帝。
ギリシャ主神のお茶目な行動によって発生した事故を前にヒエッと息をのむゲル。
戦闘愛好嗜虐変態神(エロジジイ)の余計な介入に頭を掻きむしりたくなったブリュンヒルデ。
目の前の大惨事に対しすっとぼけた調子で、ワシなんかやっちゃったかのう?と言わんばかりのゼウス。
「おじいちゃん、迷惑はかけちゃダメだよ?」とゼウスに冷静にツッコミを入れるアダム。

この後14巻中表紙の撮影もあるのに状態の撮影現場からは以上。


(2022/05/02)
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