萌語り:ハデ始

◆常識的次兄
(ハデ始)

始皇帝に対しヤンデレ一歩手前どころか飛び越えてるハデスにドン引きするアダマスとか。
ベルゼブブに愚痴りに行ったら、さらっとハデスの思考や行動の方を肯定され。
お前ら本当そういう所だぞ!とツッコミ入れる相対的常識枠なアダマス。
神なのに周囲が神様思考過ぎて割り食うタイプ。

なんで揃いも揃ってぶっ飛んだ思考してんだクソが!と憤る次兄とか。
何も知らない人の王が余裕綽々で冥王ハデスとお友達付き合いしてる様子に。
『早く気付け、逃げろ全力で逃げろ、たぶん無理だろうけどな!』と思うアダマスとか。

その後、遠くからじーっと始皇帝を観察してる最中。
『あえて喰われに行ってねーかアレ?』と疑問符が浮かび始め。
破れ鍋に綴じ蓋的にお似合いなんじゃねえか?と思い始める次兄とか。

まあまあ甘ったるく冥王と人の王がイチャついてるのが常になった頃。
一時はどうなる事かと思ったが、意外と平和じゃねえかと次兄は安堵したが。
ベルゼブブが、そういえば少し前にハデスさんから依頼されたけど、とボソっと呟き。
もはや呪いの類に近い冥王の加護盛り盛りな人間用の装飾品の存在を知り。
『やっぱ早く逃げろ人間…!!』と思い直すアダマスとか。


(2022/03/27)
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