萌語り:ハデ始
◆線香時計
(ハデ始)
あまりにもハデスとの夜が毎回長くなるので。
線香時計による時間制限を設けた始皇帝とか。
前に一回だけだと提案したら時間無制限一本勝負になりかけたので。
同じ轍は踏まないよう考え抜いた結果、香が全て無くなるまでと提案。
ところが、香がすでに燃え尽きているにも関わらず。
まだ香りはするだろう?と冥界の王が続けてくる始末。
香の匂いが無くなるまでだなと解釈した神様。
まあ、全て分かった上で冥界の王は曲解してる。
始皇帝がしれっと香を折って短くしていたのを黙って見逃し。
香が無くなるまでという提案も律義に守ってやった上での意趣返し。
なお、同じ手を何度も許すほど寛大ではないので。
香が燃え尽きたら終いである、と改めて言い渡す始皇帝。
香を短くした場合は延長する、と改めて言ってやるハデス。
その後。
共寝の夜に香を焚くことが日常となった頃。
ある日、衣服の方に香りが移っていたらしく。
ふわりと香る匂いに反応してしまった始皇帝とか。
暫く香は焚かなくてよいとハデスに申し出たり。
(2021/12/21)
(ハデ始)
あまりにもハデスとの夜が毎回長くなるので。
線香時計による時間制限を設けた始皇帝とか。
前に一回だけだと提案したら時間無制限一本勝負になりかけたので。
同じ轍は踏まないよう考え抜いた結果、香が全て無くなるまでと提案。
ところが、香がすでに燃え尽きているにも関わらず。
まだ香りはするだろう?と冥界の王が続けてくる始末。
香の匂いが無くなるまでだなと解釈した神様。
まあ、全て分かった上で冥界の王は曲解してる。
始皇帝がしれっと香を折って短くしていたのを黙って見逃し。
香が無くなるまでという提案も律義に守ってやった上での意趣返し。
なお、同じ手を何度も許すほど寛大ではないので。
香が燃え尽きたら終いである、と改めて言い渡す始皇帝。
香を短くした場合は延長する、と改めて言ってやるハデス。
その後。
共寝の夜に香を焚くことが日常となった頃。
ある日、衣服の方に香りが移っていたらしく。
ふわりと香る匂いに反応してしまった始皇帝とか。
暫く香は焚かなくてよいとハデスに申し出たり。
(2021/12/21)