萌語り:複数CP同軸

◆人類側の受難
(1、3、4、7回戦組CP)

前提:トル呂、ポセこじ、ヘラジャク、ハデ始。
『好きな体位を暴露しないと出れない部屋』にぶち込まれた四人。

お題を前に、始皇帝以外の者が絶句。
戦乙女や神々からの忠告の一つにあった不可思議な部屋。
その部屋に閉じ込められたが最後、神々ですら素直にお題をクリアして脱出する部屋だと。
なぜ皆が黙り込んだのかよく分かってない始皇帝にジャックが説明。

部屋に流れる何とも言えない空気を、まっ先にぶち破って暴露する始皇帝。
「無問題、朕はどの体位でも好み也」と意気揚々と言い放ち。
間違いブザーが鳴り響く。

鳴り響いた音に対し、『は?』と意味が分からん一同。
始皇帝が文句を言えば、また間違いブザーが鳴り響く。
仕方がないので一つ体位名で言ってやるが、またしてもブザー音が鳴り。

腹立たしいほどに突き刺さる音にムッときた始皇帝。
一つでは足りなかったか?もう少しだけ答えてやるが。
どれもこれも間違いだと言わんばかりにブザー音は鳴り。
連続で鳴る音に対し、カチンときた始皇帝はさらなる体位をあげつらい始め。
過激化していく始皇帝の声とブザー音の嵐に、周囲にいた者達はスッと耳を塞ぎ。

体位を列挙しまくってみたが、まったく効果がなく。
さすがに喉も耳も痛くなってきた始皇帝は徐々に勢いを失くしていき。
最終的に、「対面が好い……」とポツリと小さく言えば。
正解の音が室内に鳴り響いた。

あの始皇帝が大人しくなるほどの部屋のお題を前に。
とんでもない部屋にぶち込まれたことを周囲は悟る。
次いで、始皇帝に続き呂布が先に暴露する、背後からの方が好ましいと。
一発で正解の音が鳴り響いたので。
意外性を感じ思わず呂布を見てしまう小次郎とジャック。

下手に隠そうとしない方がよさそうだと、二例から察した残り二名。
しかし、好きな体位と言われてもなぁ?と少々困る小次郎。
大体が海の神様主体ゆえ吾の好みもくそもあるはずもなく。
でもまぁ……神サマの顔が見れる方が好みと言えば好みかと。
要望に近き好みを述べる小次郎。暫しの間の後、正解音が鳴る。

私はスタンダードに正常位が好きです、と極々普通の好みを言うジャック。
無論、Sirとなら何でも好きですが、やはりシンプルイズベストかと。
途中で正解音が鳴ったせいで、後半部分がかき消えた回答。

その後、扉が開き無事に脱出。
かと思いきや、次の部屋には神様達が待ち構えていた。
『先ほど暴露した体位でセックスしないと出れない部屋』
誤魔化そうにも相手はすでに聞いていたらしく、退路は断たれた。

それぞれの神様に連れ去られる人の子達。
ペアごとに個室が用意されていただけ良心的だったとするかは、謎。



〈追記〉
脱出後?

【トル呂】
まだ燻ぶる熱が互いにあるので、戦うか交わるかそれとも両方にするか相談し合う。
話し合ってる途中、暴露した体位が何故好きなのかを不意に雷神に問われ。
言わなければならんものではないので黙秘する呂布。

【ポセこじ】
脱出したら用はないとばかりに塩対応のポセイドン。
ちょっとばかり寂しい気はするが、それにしても変な部屋だったと思う小次郎。
家路につく途中、ふと海神のまなざしを思い出してしまい無性に顔が熱くなる。

【ヘラジャク】
部屋から脱出するためにジャックを抱いてしまったことを謝るヘラクレス。
続きは、してはくれませんかSir?とヘラクレスを誘うジャック。
あの部屋でしたことが気になるというのであれば、続きをと。

【ハデ始】
ハデスの寝室にてまだまだ付き合わされる始皇帝。
どの体位でも好みなのであろう?と冥界の王に皮肉られる自業自得さ。
ただ、いつもより対面でのものが多かった気はした。


(2021/12/05)
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