萌語り:ハデ始

◆戦乙女会議
(ハデ始)

往々にして導入部が雑な戦乙女会議ネタ。
人類存続票のため『神殺しの十三人』の何名かに神を悩殺してもらおうとする話。

ブリュンヒルデの『我が戦士達には対戦相手の神と仲良くなってもらう予定です』との主張に対し。
反対!反対~!!とハデスと始皇帝をくっ付けたくないアルヴィトとか。
あんな神に渡したくない!と涙目でぷんすか怒る始皇帝ガチ勢な10女。

虎視眈々と冥界の王に狙われてると知らない始皇帝が心配なのに。
いくら言っても無問題と人の話を聞かず始皇帝がガンガンとハデスの所に遊びに行くとか。
わたしがストレスでどうにかなりそうなのに、何でくっ付けるための会議なんてするのかと。

実際の所、すでに神と人は付き合ってるが。
始皇帝の無防備さに逆ギレしてるアルヴィトは気付かない。

文句と共に次から次へとハデスと始皇帝の日常を暴露する戦乙女の10女。
少し聞いただけでも、どう考えてもバカップルの日常にしか聞こえない話ばかりで。
周囲にいた戦乙女の姉妹達は、アルヴィトに現実を伝えるか否かで悩むことに。

アルヴィトからハデスと始皇帝の最近の様子を聞き届け。
すでにくっ付いてるのをさらにくっ付ける必要性はないので。
7回戦のペアは特に何もしない方向にします、と結論をまとめる長姉ブリュンヒルデ。
ハデスと始皇帝をくっ付けるの反対案が通ったと思って大喜びするアルヴィト。
知らない方が幸せなことが多い典型例。

一方その頃。
日ごろ始皇帝に引っ付いては警戒してくるアルヴィトが、今日に限りいなかったので。
邪魔も入らず結構なことだと、始皇帝を側に置き少しだけ機嫌がいい冥界の王。


(2021/11/27)
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